MC100-SPSP
接栓:SMAP-SMAP
■特徴
■
リターンロス:-30dB以下(~1.5GHz)
不整合部分を洗い直したM-SMA型変換コネクタセットです。
※ MC100-SJMPとMC100-SJMJは接続した状態での測定

■M型コネ
クタアンテナ測定にMC100が必要な理由■
数年前から低価格ベクトルネットワークアナライザ(VNA)が販売さ
れた事により、一般ユーザーにもVNAが使える環境が整いつつありま
す。低価格とは言ってもプロ用の精度に近い値で測定出来るのが魅
力です。
精度よく測定出来るがゆえに、取り扱い方次第では間違っ
た値を表示します。VNAで一番重要なのはキャリブレーションです。
キャリブレーション時のデータを元に値を計算する物なので、校正
には十分気をつける必要があります。
当社にもVNAでの測定時のデータを元に「特性が悪いんじゃ
ないか」と言う問い合わせも少なからずあります。
特に多いのがM型(不整合コネクタ)のアンテナ同軸ケーブルを使用し
た時です。一般的にM型接栓は高い周波数での利用を考えられていな
い不整合(50Ωに整合されていない)コネクタです。
200MHz以上の周波数でのM型測定は十分注意する必要があります
。多くのお客様の測定環境を聞いてみた所、SMA-Mの変換コネクタを
お使いになって測定している事が多いようなので、周波数特性の優
れたM-SMAタイプの変換コネクタを設計致しました。
VNAの取り扱いに慣れている人であれば、M型の特性は理解
しているので、工夫して測定はされているようなのですが、一般に
はM型を正確に測定する環境は手に入らないため周波数特性のあまり
良くない変換コネクタを付加してコネクタ特性を含んだ値を測定す
るしかありません。
できるだけ正確な値を測定すると言う用途でMC100は生まれ
ました。当社で確認した所、低価格なVNAでも付属の校正キットはあ
る程度信頼性があります。MC100を組み合わせて使用する事により付
属の校正キットの性能に近い値でM型の測定が可能となります。
■
仕様■
型名 |
MC100-SJMP |
MC100-SJMJ |
MC100-SPSP |
リターンロス※1 |
~1.5GHz:-30dB以下 |
接栓 |
MP-SMAJ |
MJ-SMAJ |
SMAP-SMAP |
全長 |
約32mm |
約30mm |
約21mm |
重量 |
約32g |
約22g |
約6g |
|
※1 MC100-SJMPとMC100-SJMJは接続した状態での測定
【注意】
・一般的なM型変換コネクタより繊細な構造となっていますので
、取り扱いには十分ご注意下さい。
・VNAでの測定にご使用になる際は動画等を参照して頂き、正し
くご使用下さい。
・VNAでの測定結果は[測定した環境・状況での結果]となります
。様々な要因が測定結果に影響します。ご了承の上ご使用下さい。
・VNAの仕様・操作方法等は回答できかねます。


※VNAは別売となります。