※写真の突き出しブームは付属。マストは含まず。
OHM2243VB仕様書
型式 八木アンテナ 144MHz2エレ 430MHz3エレ
利得 144MHz5.9dBi 430MHz 7.7dBi
コネクター M型
最大エレメント長 1.07m
ブーム長 0.50m
回転半径 0.7m
受風面積 0.07平方メートル
重量 1.2kg
最大入力 500wSSB(送信機モード)
適合マスト径 32-61mm
取扱説明書データ PDF
スペシャルコンテンツ!
ナガラ電子工業 田井中社長インタビュー!
※(田)田井中社長 (小)CQオーム小島
【祝! 6501、2243ヒット!】
(田)ありがとうございます! 6501、2243、非常に売れていますよ!
(小)こちらこそ、ありがとうございます。
(田)いやあ、CQオームさんの宣伝の力は、すごいなと思いますよ。
(小)いえいえ、やっぱり基本にあるのは、ナガラ電子さんのネームバリューと商品力ですね。
【6501の話】
(田)いやあ、実はね、数年前に、関ハムで、6501類似の試作をブースに出していたんです
よ。(ほらこれ! FC-40をつけたアンテナエレメントを見せてくれる) しかし、その時、誰にも声をかけられることなく……。だから、まあ、ニーズが
違うのかと思って、商品化はしなかったわけです。
(小)私の方は、ずっと、アンテナチューナー用エレメントを探していまして、しかし、単純な
構造だからこそ、安心して任せられるところを……と思っていたんですが、ちょうどよかったです。
(田)正直、新製品を出して、ここまで売れるのは、久しぶりですね。一回にアンテナを何十本
もつくって、まだ初回で間に合わないというのは、本当に、10年以上前に、V型を出した時以来か……。今回は本当にすごいですわ。次回は、5月中旬という
ことで、もうしばらくお待ち下さい。
(小)はい。お客様にもそのようにアナウンスしております。
【2243の話】
(小)もともとは、DOシリーズのコンセプトなんかを詳しく話していただいたところがスター
トでしたね。
(田)そうですね。
(小)アパマンのベランダに設置する場合、本当に、GPは最適なのか?
(田)それに対して、一つの提案として、DOシリーズを用意しました。ただそれほど売れてな
い……苦笑。
(小)なぜでしょうね?
(田)うーん、八木アンテナは廻さないとあかんとか、八木アンテナは難しいイメージがあるの
では?
(小)確かにそうかもしれません。
(田)しかし、2エレ、3エレ程度であれば、それほどシャープではなく、廻す必要はあまりな
い。まあ、ベランダであれば、マストを少し回転させれば済んでしまう。そして、どうせ、コラボするなら、幾つかの改良点と、利得アップをして、新型を……
ということで、スタートした話でした。
(小)そうですね、何度かテストして、いける! という話になり、そこからはとんとん拍子で
話が進みました。
【2243のスタック化】
(小)お客様が気になるところとして、スタック化なんかはいかがでしょうか?
(田)うーん、なかなか難しいですね。エレメントが邪魔しちゃいますから、左右で
144/430MHzを分けて、スペースシリーズに進んでいただくのがベストではないかと思います。
(小)出来ないということなんでしょうか?
(田)出来ないことはないんですが、現時点では、あまりよろしくない。
(小)十分な性能が出ない ということですか。
(田)はい。そうです。
(小)なるほど。
【こだわり】
(小)ナガラ電子さんのアンテナは、基本的に大きいものが多いですよね
(田)そうですね。うちは、基本的に『八木屋』だと思います。そういうノウハウはある。それ
に、やっぱり小さいアンテナは無理させている。ごまかしのない、よいアンテナをつくりたいというのはありますね。
(小)なるほど。
(田)いつか、本当に理想的なアンテナをつくりたいという気持ちもありますね。
(小)なるほど。ただ、日本のアパマンの住宅事情、お客様の要望を見た時にどうかということ
ですね。
(田)現実と乖離したものを提示してもあかんわけです。
(小)そうですね。
(田)納得できるものをつくりたい。
(田)それが難しいところですね。
(田)やっぱり、ナガラ電子としてのこだわりがあり、こだわりがあるからこそ、これまでやっ
てこられたと思うわけです。
(小)そうですね。
(田)その部分は、決して、外さず、その上で、やれることを粛々とやってゆきたいと思うわけ
です。
【メーカーの役目】
(田)我が社はメーカーは直接小売りしない。販売店に売ってもらう。メーカーはよい商品を作
るというのが役割です。
(小)そうですね。そういう意味では、販売店が、そういうものを説明して売れるようにならな
いとダメですね。
(田)うちもまだまだ取扱説明書、絶対的な情報量が少ないなとは感じます。
(小)写真とか……苦笑
(田)少しずつ改善してゆかないと。ただ、なかなか、天気がよいと、アンテナの性能テストを
しないといけないので、なかなかウェブの方まで手が回っていない状況なんです……笑。
【海外でつくるとか】
(小)ナガラさんは基本的に国内生産ですよね?
(田)はい
(小)例えば、6501なんかは、海外でつくると安くなるのでは? と思ったりするんです
が?
(田)うーん、そうですね。しかし、現実は、なかなか難しいですね。例えば、6501を海外
に持っていって、コピーしてもらう。原価は下がるでしょうが、やっぱり、同じものはつくれないでしょう。加工とかガサガサすると、この寸法で、こういうふ
うには仕上がらない。やっぱり、別物になってしまう。
(小)なるほど。分かる気がします。
【箱のデザイン】
(田)そうそう、箱のデザイン、素晴らしいですね。うちの商品ではないみたい……笑。
(小)ありがとうございます。うちのデザイナーがデザインしましたが、本当に、我ながら、格
好良くなりました!
(小)ちなみに、実は、外箱、『NAGARA × CQOHM』の予定
が『NAGARA CQOHM』になってますね。
(田)ごめんなさい。校正が至らず申し訳ございません。善処します。
(小)これはこれで評判いいのでお任せします……笑。
【今後の展開】
(小)今後、是非、6501、2243に続く、コラボ商品を作って欲しいです!
(田)アイデアはいろいろと聞きました。新しいジャンルに進出するとなると、もっと勉強が必
要ですね。あれはどうなってるんだろう? とか、これはなんでなんだろう? とか。是非、順番につくってゆきましょう!
(小)ありがとうございます。