●製品概要
このアンテナは、エレメントの端から同軸ケーブルで給電できる1/2λワイヤーアンテナです。整合回路を有し、電波伝搬性能が優れています。アンテナの組立てに特別、工具を必要としません。それは移動運用などにおいて機動力を発揮します。
調整は、エレメントの長さで行います。先端を折返します。調整箇所が少ない為、 作業は極めて楽です。水平・斜め・垂直・くの字に設置できます。同軸ケーブルをエレメントの端から接続できる為、特にアンテナが長いローバンドは、この方式は 大変便利です。
電波の輻射は、電流腹となるエレメントの中央部が一番強くなります。この為、給電部の位置は、上下どちらを向いていても構いませんが、 シャック側に配置すれば、同軸ケーブルが短くて済みます。
給電部はLC並列共振回路になっています。 したがってバンド専用であり、他のバンドには整合しません。 また、フルサイズ型と短縮型の給電部を入替えて利用すると、良好なSWR特性を得られません。
梱包一覧 ロープ、給電部、エレメント、自己融着テープ、エレメント止め(スペアパーツ)、
取扱説明書(短縮型の場合は、+短縮コイル) 写真は3.5MHzフルサイズ:ZA-3.5FH
ロープ構成
・3.5MHz → 5m×2
・7MHz → 10m×1
・10・14・18MHz → 5m×1
・21・24・28・50MHz → 2m×2
・7/21MHz ZA-721 → 5m×2
◆送信出力について
規格の耐入力値は実測破壊値です。ただし、この値は気象条件などにより大きく異なる事がありますので、あくまでも目安としてください。また許容値ぎりぎりでの運用は避けてください。アーク放電により燒損した給電部は、修理不可能です。チューニングのキーダウンやCW運用では送信出力を抑えてください。特にHFローバンドの給電部の修理依頼が 多いようです。注)SSB運用のVSWRをチェックするため、CWまたはFMモードに切替えるときはオーバーパワーにならないよう 気を付けて下さい。
◆給電部回路について
給電部は、LC並列回路です。M接栓の外側導体とエレメントは直流的に導通しています。万が一コンデンサーが燒損させてしまった場合は、SWR値は無限大を示します。
◆防水について
給電部には排水の為に通気穴を施しております。自己融着テープは接栓部に巻いてください。
◆アンテナの引張り強度
エレメント接合部分の引張強度は約100kgfです。豪雪地帯や、強い力で展張する必要のある場合は、絶縁体のメッセンジャー ワイヤーにアンテナを沿わせ展張してください。
◆高張力繊維入編組線について
弊社が独自に開発したアンテナ線を使用しています。従来の銅撚線に比べ半分の重量、約2倍の引張強度を実現しました。至極、しなやかで、とても扱いやすいのが特長です。
◆故障とお考えになる前に
アンテナの設営において、コイルツバの、コイルつばのエッジの部分に衝撃が加わると、コイルカバーがコイルベースの部分にずれ、コイルツバとの間に隙間が生じる場合があります。しかしながら、ここはメンテナンスの為に 動かせる構造になっており、不良ではありません。隙間が開いた場合は、カバーを元の位置に戻してお使いください。

◆修理について
コンデンサー焼損などでアンテナの修理が必要な場合は、弊社にお送りいただければ、有償にて修理いたします。
また、自分で修理を希望される方は、以下の要領で行って下さい。
まずコイルカバーを、碍子側にずらす。コイルカバーがコイルベースに接着されているタイプは、万力などで甘く絞めるとボンドが外れます。
コイルつばとエレメント取付けネジはボンドで固定していますので、エレメント取付けネジを過熱し接着を外す。
過熱の方法は、
ドライヤーで温める
熱湯に数分間浸ける
80Wのハンダこてをネジの穴に挿入する
などの方法があります。
コイルつばは、反時計方向に回せば外れます。稀にボンドが外れない事があります。その場合はコイルつばを剥きとります。
コイルカバーを抜けば給電部が露出します。モデルによりコンデンサーの取付け方が異なります。
焼損したコンデンサーを取替える際に、コイルボビンにカーボンが付着していますので、ヤスリ等で削ぎ落とし、高周波ワニスあるいは防湿剤などを塗布し、絶縁処理を施してしてください。