この度FT-991がリニューアルして、FT-991Aとなります。
HF帯からV/UHF帯までのアマチュア無線バンドに搭載し妥協の無い受信回路でFTDXシリーズに匹敵する基本性能と本格的な混信除去機能に加えて、この度、リアルタイプスぺクトラムスコープを搭載しこれらすべてをコンパクトに凝縮することで、入門者からDX’erまで幅広くのお客様にお勧め頂くことが可能になりました。
≪新たに追加された機能≫
・リアルタイムスぺクトラムスコープ
スコープ専用の受信回路を追加することで、受信音を聞きながらでもチューニングが出来る高解像度スぺクトラムスコープを搭載しました。スコープ画面の表示カラーは7種類より選択が可能になりました。
・リアルタイムマルチカラーウォーターフォール表示にも対応しておりピークとして表れにくい微弱な信号についても見逃すことなく信号強度におけるカラー軌跡として確認することが可能になりました。
さらに高音質なC4FMデジタル信号、AMS、WIRES-Xアクセス機能についてはFT-991同様に、FT-991Aにおいても全て継承し対応しております。
これまで出来なかった受信中のスコープ表示が可能になり、また、144/430MHzでもスコープが対応するので、バンドチェックや、空きチャンネルチェックなどにも使えそうです!
送受信性能は、従来のFT-991シリーズと変わりません。
※FT-991シリーズの商品情報となっております
※追加された機能についてはページ上部の≪新たに追加された機能≫をご確認ください
常識を覆す最高水準の受信回路と先進の操作性
コンパクトオールモード機はさらなる高みへ
HF/VHF/UHF オールモードトランシーバー『FT-991』シリーズ
AH057M511 FT-991 100W HF/VHF/UHF オールモードトランシーバー 175,000
AH057M512 FT-991M 50W HF/VHF/UHF オールモードトランシーバー 175,000
AH057M513 FT-991S 10W HF/VHF/UHF オールモードトランシーバー 175,000
FT-991 は、全てのバンドで1st IF 周波数を69.450MHz とした本格的なトリプルコンバージョン回路構成 (SSB/CW/AM)を採用し、1st IF 段に狭帯域の3kHz のルーフィングフィルタを標準装備、周波数に合わせた専用のRFアンプやミキサ回路を採用した妥協のない受信回路構成が、HF 帯はもちろんV/UHF 帯まで通信機としての高い基本性能を実現しています。
広帯域をカバーするファイナルアンプ部は、HF/50MHz 帯はMOS FET RD100HHF のプッシュプル構成とすることで歪みの少ない高品位な100W出力を得ています。V/UHF 帯では2 つのFET がワンパッケージに封入された高出力用MOS FET RD70HUF2 を採用し、騒音に配慮した冷却ファンとアルミダイキャストシャーシ全体で十分な放熱を行うことで50W という高い出力を安定して送信することができます。
表示部には3.5 インチフルカラータッチパネルを採用し、機能の動作状態や無線機の設定を分かりやすく表示します。機能性の高い表示デザインとクイックレスポンスが心地よいタッチ操作を実現、メインダイヤル周辺のキーや専用のツマミなど使い慣れたレイアウトとのコンビネーションにより、オペレーターの的確な操作を可能にしました。
高解像度のフルカラー表示を活かした本格的なスペクトラムスコープ機能が、バンドのコンディションを一目で把握することを可能にします。さらにウォーターフォール表示にも対応し、信号強度の時間的な変化をカラーで確認することができます。FT-991 のスペクトラムスコープではASC(Automatic Spectrum Scope Control)機能によって、チューニング操作に合わせてスイープ動作と受信動作が自動的に切り替わります。
またオールバンドトランシーバーとしては初めてC4FMデジタルに対応し、デジタルモードとFMモードを瞬時に判別し相互通信を可能にするAMS 機能やメンバーが通信範囲かどうかを画面で簡単に確認できるGM(グループモニター)機能など先進的な機能を搭載しました。(Data FR モード(高速データ通信モード)には対応していませんので、画像の送受信はできません。)
主な特徴
● 1.8MHz~430MHz帯アマチュアバンドでオールモード(SSB/CW/AM/FM/C4FM)対応
● すべてのバンドで1st IF周波数を69.450MHzに設定した本格的なトリプルコンバージョン構成*の回路設計 * SSB/CW/AMモードのみ
● 狭帯域3kHzルーフィングフィルタを標準装備し、HFからV/UHF帯まで優れた近接多信号特性を実現
● FTDXシリーズで評価の高いHF/50MHz帯クワッドミキサとV/UHF帯専用ミキサを搭載し優れた混変調特性を実現
● 各バンドの特性に合わせ最適な設計を施したRFアンプを搭載
● 3.5インチフルカラータッチパネルによる先進的なタッチパネル操作を実現
● FTDXシリーズと同等のTI社製32ビット高速浮動小数点DSP TMS320C6746を使用したIF DSP
● 瞬時に操作することができるCLAR/VFO-B、RF GAIN、AF GAINの各専用ツマミを装備
● CONTOUR、DNR、IF NOTCH、AUTO NOTCH(DNF)、APF (Audio Peak Filter、CWモードのみ)など 本格的なDX QSOに対応する混信除去機能を搭載
● 100chメモリ搭載のデジタルタイプの高速アンテナチューナを標準装備
● 高い信頼性を持ち余裕のある送信出力を生み出す100W*のファイナルアンプ部 * FT-991は100W(144/430MHz:50W)、FT-991Mは50W、FT-991Sは20W(HF帯:10W)
● ウォータフォール表示に対応した本格的スペクトラムスコープ機能を標準搭載。チューニング操作に従ってスイープ動作と受信動作を自動的に切り替えるASC (Automatic Spectrum-Scope Control) モードを搭載
● 高音質な音声通信、AMSやグループモニターなどC4FMデジタルならではの先進機能を搭載 * Data FRモード(高速データ通信モード)には対応していませんのでC4FMデジタルによる画像の送受信はできません。
標準付属品
ハンドマイク MH-31A8J
DC 電源ケーブル
交換用ヒューズ(25A)
取扱説明書
保証書
主な仕様
送信周波数範囲: 1.8MHz~430MHz帯の アマチュアバンド
受信周波数範囲: 30kHz~56MHz、118 MHz~164 MHz、420 MHz~470 MHz (動作範囲)
1.8MHz ~ 430MHz 帯のアマチュアバンド (保証範囲*)
*中間周波数を除く
受信方式: トリプルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式 (SSB/CW/AM)
ダブルコンバージョンスーパーヘテロダイン方式 (FM/C4FM)
電波型式: A1A(CW)、A3E(AM)、J3E(LSB/USB)、F3E(FM)、F7W(C4FM)
送信出力: FT-991: HF/50MHz帯 100W (AMモード 25W)、144/430MHz帯 50W (AMモード 12.5W)
FT-991M:HF/50/144/430MHz帯 50W (AMモード 12.5W)
FT-991S: HF帯 10W (AMモード 2.5W)、50/144/430MHz帯 20W (AMモード 5W)
外形寸法(W x H x D): 229 x 80 x 253 mm (突起物を含まず)
重量: 4.3kg
保証期間: 1年間
オプション
コード番号品名標準価格(税抜)
マイク &スピーカー
A12620003 MH-36E8J DTMF マイクロホン9,500
A06870011 MH-31A8J ダイナミックハンドマイクロホン(付属品と同等) 3,700
AAA98X003 MD-200A8X デスクトップ型ダイナミックマイク45,000
A06880011 MD-100A8X デスクトップ型マイク16,900
A07320001 YH-77STA ステレオヘッドホン5,700
リニアアンプ
A08970001 VL-1000 HF/50MHz帯1kWリニアアンプ350,000
A09100001 VP-1000 VL-1000専用電源200,000
コントローラー
AAF22X001 FH-2 リモートコントロールキーパッド4,500
ケーブル、ブラケット
A13220001 CT-58 バンドデータケーブル(VL-1000接続用) 3,500
A08810001 CT-39A パケットケーブル1,800
AAF38X001 MMB-90 モービルブラケット4,000
アンテナ、アンテナチューナー
AAC81X002 ATAS-120A オートアクティブチューニングアンテナ42,000
AAC82X001 ATAS-25 アクティブチューニングアンテナ(手動) 29,800
A13570001 ATBK-100 ATAS-120A用アンテナベースキット9,800
AAD77X001 FC-40 ロングワイヤー対応の外部オートアンテナチューナー47,800
レビュー↓ |
■FT-991レビュー
2/8に入手しました。技適が取れていないのではないかとかいろんな噂がありましたが、もちろん技適機種です。(ほっとしました。) 久々に「おお、これはいい!!」と思える機種です。 昨年12月の大阪日本橋での試聴会で小一時間触ったときに比べると、ファームウェアがかなり改善されたように思えました。 タッチパネルはFTM-400Dに使われているのと同じもので、操作の仕方も似ています。もちろんタッチパネル自体の感触も同じです。 HFでのCW受信を数時間行いましたが、非常に良くできていると感じました。ほぼ同じ大きさのFT-897の受信性能に比べると格段に優れています。(FT-897もバランスの取れたいい機種ですが。)特に、CWで受信帯域を100Hzまで狭めてもリンギングがほとんどありません。 またCWでもSSBでもDNRがよく働きます。ノイズを抑えながらもDSPに付きものの妙な音調の変化も少ないようです。内蔵のスピーカーで聞いていても、ヘッドフォンで聞いても疲れません。 3kHzのルーフィングフィルターの効果で、数kHz離れた強い信号の影響を受けることなく、弱い信号も良好に受信できます。 マニュアルは急いで作成されたようで、誤植や説明不足も見られます。p16のKEYの図は左右が逆になっています。また、本体背面のUSB端子に関しては、全く説明がありません。 試聴会などで得た情報では、FT`-991本体にSCU-17と全く同じ働きが内蔵されているとのことで、SCU-17でDATA通信の設定ができていれば、そのシステムをそのまま使えるはずです。 画面の色の選択はすこし少なすぎるように思います。またフォントも選べると自分の好みの生かせてより交信が楽しめるかと思いました。 クラリファイアはメニューの40番でTXを選べば、送信周波数だけの微調整に使えるのですが、是非とも「CLAR」のボタンを押すたびに、RX-CLAR、TX-CLARがトグルに変わるようにしていただきたいと思います。 QRPで運用しているとクラリファイアのノブを回してパイルの隙間を見つけ(RX-CLAR)、その周波数で送信する(TX-CLAR)、という操作を頻繁に行います。 ファームウェアのアップで、いろんな機能が増えたり改善されるのを期待しています。 ----------------------------------------------------------------
FT-991Mレビュー
待ちに待ったFT-991Mが2月下旬に届き変更届をして免許になりました。第一印象は小さいし軽い。私は主に移動運用で使用するつもりなのでもってこいのリグです。受信感度ですが、アマチュアバンドはもちろん中波、短波も良さそうです。自宅の50MHzのGPで短波放送を聞いていますがそこそこ入感してきます。ちょっとしたワイヤーを張ればAMラジオや短波放送をじゅうぶん楽しめるでしょう。頻繁に使用する機能のボタンは自由にカスタマイズできるので画面のタッチボタン一回で呼び出すことができます。私はCW中心の運用なので、内蔵キ-ヤ-のオンオフ、キ-イングスピ-ドの調整ボタンを設定しました。送信出力は1W刻みで可変できます。ファンの音も静かです。
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