351MHz帯デジタル簡易無線登録局 82ch対応機
陸上海上:従来の 30ch に加えて増波分の 52ch (参考:上空は従来の 5CH に加えて増波分 10CH の受信が可能)
・ 総務省よりデジタル簡易無線機(DCR)増波が発表され、
従来の30chに加え増波分の52chが実装、82chに対応致します。
(上空は従来の5chに加えて増波分10chに対応)
・ チャンネル増波により、都市部を中心に飽和状態であった登録局で、
より快適な運用が可能となります。
5Wデジ簡・登録局のモービルタイプ。ツインマイクで新登場!
*AMBE方式 他社製トランシーバーと通話できます。
デジタル簡易無線・登録局3R(DCR)
標準付属品 マイクロフォン EMS-61 / DC ケーブル( ヒューズ付)/ モービルブラケット& ネジセット/ マイクハンガー / 取扱説明書・申請書類・保証書
アルインコより、UHF・351MHz帯デジタル簡易無線登録局3Rの5W出力モービル・トランシーバーDR-DPM60が登場。他社製トランシーバーと通話ができるAMBEコーデックを採用しながら従来機より増えた秘話コードで通信セキュリティを高めた他、設定内容を知らせる音声ガイダンス、送受通話録音、周りの騒音がマイクに入るのを減少させるノイズ抑制処理(DSP)など、便利な機能を満載しました。
もちろん液晶はドットマトリックスで、見やすい漢字の表示で操作性を高めているほか、32文字までのショートメッセージも送信できます。ボディは従来からアマチュア無線機に多用されてきたDINサイズのセパレート方式、DCケーブルもT型ソケットですからブラケットやケーブルは既存の物がそのまま使える仕様です。
また、ボディこそ防水性はありませんがオプションのEMS-500防水スピーカーマイクが使えるので濡れた手でもマイクが握れるうえ、5mタイプのEMS-501を選べば本体をキャビンや運転席に設置、マイクだけ雨やしぶきが掛かる外に出しての運用も自在です。電源周りは12V/24V対応とACCラインに連動させる自動電源オンオフを採用して、業務用車両や船舶での使い勝手を向上させています。
主な仕様
● 出力はパワフルな5W、意外に良く飛ぶ2W、電波障害が出にくい1Wの切り替え式。
● 従来の他社互換秘話コード32,767通りに加えて弊社独自の秘話キーを追加、M60とS70系だけでしか通話できない高セキュリティ秘話を実現。(従来コード32,767 X 強化キー15=491,505通り)
● 金属製の頑丈なボディはフロントセパレーション方式。サイズはアマチュア機でおなじみのDINサイズで、ブラケットとDCケーブルはそのまま共用可。
● オプションの防水スピーカーマイクEMS-500(カール状態で約0.5m)とEMS-501(ストレートコード5m)は、付属のEMS-61と併用も可能。
● 約35分の通信録音機能は、個別通信なら特定局の音声だけを録音させるような細かい設定が可能。
● プリセットされた4種類のテキストを送信できるショートメッセージは、専用ソフトを使えば全角32文字まで自由に編集可能。(ソフトは弊社HPのダウンロードコーナーから無償で配布、パソコン接続用ケーブルERW-7は別売)
● 12V/24V環境にそのまま対応、ACC入力を感知して自動でオンオフの便利な電源仕様。
● 受信音均一化(AGC)、低音・高音域抑制、秘話設定時でも秘話無し信号を受信させる対象外信号選択、受信信号強度低下通知、受信音量固定など、受信にもこだわりのカスタマイズが可能。
● CH番号、受信音レベルのほか「キーロック中です」「緊急、緊急」等の案内もできる多彩な和文音声ガイダンス。
● バックライトが7色から選択できる、大きく見やすいドットマトリックスの日本語液晶表示。
● 車両横転、車内温度等、各種アラームに応用できるショックセンサーと温度センサー。(設定範囲-20~60℃)
● 大音量2W(EMS-500/501は800mW)のオーディオ出力、一般と拡張の2段階セットモード、親子通信(子機間通話禁止)、200名の個別呼び出しと10個のグループ呼び出し、PTTホールド、上空3Sの5CH受信、スキャン機能、Sメーター、デュアルオペレーション、警報音と警報動作の詳細設定など多彩な機能を満載。
主な定格
送受信周波数: 351.2000MHz ~ 351.38125MHz の30ch (受信専用/上空用5ch 351.16875~351.19375MHz)
変調方式: 4値FSK(電波型式F1E/F1D) / コーデック AMBE+2
通信方式: 単信(プレストーク)
送信出力: 送信出力 5W/2W/1W(偏差:+20%、-50%/アンテナインピーダンス:50Ω)
受信感度:
受信方式: ダブルスーパーヘテロダイン
低周波出力(最大時): スピーカーマイク接続時 0.8W以上 / 本体-外部スピーカー接続時 2W以上
定格電圧: 13.8V±10%または26.4V±10%
消費電流: 1.7A以下(送信時:5W) / 800mA以下(受信時) / 500mA以下(待ち受け時) / 30mA以下(電源オフ時の待機電流)
使用温度範囲: -20℃~+60℃
定格寸法と重量: 140.0 × 40.0 × 178.0mm 約 1.2kg アンテナコネクター M型(アンテナインピーダンス 50Ω)
(寸法:突起物を除くW×H×D/重量:マイクEMS-61含む、ブラケットは除く)
※ ご注意:
・本製品を使用するには市販の外部アンテナ、接続用同軸ケーブルとコネクターや取り付けの為の金具類が必要です。適合するアンテナは販売店にご相談ください。
・AC100Vから電源を取るには安定化電源が別途必要です。弊社製の安定化電源をお勧めします。
オプションアクセサリー
● オプションアクセサリー(税別)
・EMS-500 カールコード防水スピーカーマイク 15,000
・EMS-501 5mストレートケーブル防水スピーカーマイク 18,000
・EDS-9 固定用ブラケット付5mセパレートケーブルキット 3,000
・ERW-7 編集ソフト用PC接続ケーブル 4,500
● スペア部品 (税別)
・モービルブラケット FM0078Z (取り付けネジ無し) 900
・ 付属ダイナミックマイク EMS-61 4,000
・DCケーブル UA0038AY 1,200
通信距離について
●通話距離はお使いになるアンテナや設置環境によって大きく変わります。アンテナの定格にある「利得」という数字が大きいものほどよく飛びますが、大きく、重く、高価になる傾向があります。接続する同軸ケーブルはなるべく太いものを最短距離で接続してください。アンテナを固定する場所は、電線や線路などノイズの発生源から遠い、高く、開放的な空間であるほど遠くまで通話ができます。
目安(5W時):
・ビルや山など障害物が間に存在しない、平地に止めた車同士・5/8λ車載ホイップアンテナ使用:4~5km又はそれ以上
・市街地に止めた車同士(同上のアンテナ使用):1~3km程度
・ビルの多い市街地や山などが間に存在しない平地で、10m程度の高さに3素子八木アンテナを建てて、指向性を合わせた固定局同士:20kmまたはそれ以上
※ 走行中は通信エラーが起こりやすく、音声がとぎれることが増えるなどから体感的な通話距離は短くなったように感じられることがあります。逆に山の上など条件の良いところでは100kmを超えるような通話ができることもあります。
デジタル簡易無線機の登録と使用上のご注意
■登録とコストについて: 本製品の使用に際して無線従事者資格は不要ですが、使用前に総務省総合通信局宛、ユーザー自身で簡単にできる有償の申請を行い、登録状(15日程度で発行される)を受ける必要があります。申請には1台ずつ申請する個別登録と複数を登録する包括申請があり、登録状は5年ごとに更新が必要です。申請手順の書き方見本や用紙は製品に付属しており、弊社ウエブページでも説明をしております。又、1 台あたり年間540 ~ 600 円程度の電波利用料を国に納付する義務があります。(2017 年10 月以降、包括は450 円)
■用途と禁止事項: 同じ登録局同士なら通信の目的や相手に制限は無く、仕事でも趣味やレジャーでも使えます。デジタル登録局には5分以上の連続送信を禁止するタイムアウト制限と、通話中のチャンネルでは送信できないキャリアセンス機能が義務として搭載されています。
登録状が来る前に使ったり、アンテナを指定のもの以外に接続したり、上空で使用したりすると違法運用となり罰せられます。
■アフターサービス:故障の場合は有償・無償にかかわらず弊社のサービスセンターで修理を承ります。出張修理や代替機をお貸し出しすることはできません。修理には1週間程度の時間が掛かります。技術基準適合上の理由により、防水カバーなど内部を開けずに交換出来る部品を除き、本製品の修理用部品を消費者様に直接販売することはできません。製品の保証期間は付属の保証書に記載の通りです。