平成20年8月に簡易無線機のデジタル方式が認可されて以来、簡単な登録申請のみで手軽に利用できる登録局は、業務用途からレジャーまで、さまざまな分野で活用され、令和4年末時点で約80万局まで利用者が増加。
しかし、一部の地域ではチャンネル不足による混信問題が顕著となったことから、本年6月、デジタル簡易無線機のチャンネルを増波する制度の改正が総務省により施行され、登録局は35ch※1から97ch※2に増波されました。
そこで今回当社は、増波に対応したデジタル簡易無線機3モデルを発売します。携帯型「TPZ-D563BTE」「TPZD563E」は、97chに対応※3し、混信を気にすることなく、多チャンネルでも高速にスキャンできる従来モデルの特長はそのままにストレスのない快適な運用を実現します。また、車載型「TMZ-D504E」は82ch※4に対応。使用シーンに合わせて選ぶことができます。
■特長■
●チャンネル増波の登録局97chに対応※3
●業界トップクラス※5の薄型設計により、持ちやすいコンパクトボディを実現
●騒音下の声も聞きやすい「はっきり聞取りモード※6を採用
●1台で2台分の使い方ができるセカンドPTT機能※7を搭載
●3種類のオート・チャンネル・セレクト(ACS)機能を搭載
●過酷な現場での使用を可能にする堅牢な防塵・防水設計※8
●抗菌・抗ウイルス加工※9を施し、「SIAA抗菌認証※10」を取得
●メモリーコントロールプログラム「MCP-10B※11」によりPCから各種詳細設定が可能
●Bluetoothを搭載し、ワイヤレスヘッドセットに対応
※1:陸上・海上用30chと上空用5ch。
※2:陸上・海上用82chと上空用15ch。
※3:陸上・海上用82chと上空用15ch(上空用15chは受信のみ)。
※4:陸上・海上用82chのみ。
※5:2023年11月上旬発売予定、携帯型の液晶付き5Wデジタル簡易無線機(バッテリー「KNB-75LA」装着時) として薄さ28.4mmを実現。(2023年10月16日現在、当社調べ)
※6:イヤホン使用時は、ご使用のイヤホンにより効果に差があります。効果の感じ方には個人差があります。
※7:同時送受信は非対応。
※8:本機は設計段階において防塵・防水規格IP54/55/67/68の試験を行い、その性能を確認して おりますが、実際のご使用にあたって、すべての状況で防塵・防水を保証するものではありません。
※9:すべての菌またウイルスに対して効果を示すものではありません。抗ウイルス加工は病気の治療や予防を目的とするものではありません。
※10:SIAAマークはISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
※11:無線機をPCと接続するためには「KPG-186U」(別売オプション)が必要です。「TPZ-D563BTE」はBluetoothによるPCとのワイヤレス接続も可能です。
■仕様■
型番 |
TPZ-D563BTE/TPZ-D563E |
周波数範囲 |
許可された351MHz帯 |
チャンネル数 |
82Ch(陸上・海上用) 15ch(上空用受信専用) |
変調方式 |
デジタル4値FSK (3R 3T) |
電波型式 |
F1C、F1D、F1E、F1F |
送信出力 |
5W/1W |
電源電圧 |
DC7.4V±10% |
使用時間の目安(Typ値) 電池セーブ ON/OFF |
バッテリ-「KNB-75LA」(7.4V、1820mAh)使用時:約15時間/約13時間
バッテリ-「KNB-76L※12」(7.4V、2200mAh)使用時:約18時間/約15時間
(5W運用、試験条件:送信5/受信5/待受90) |
外形寸法
(突起物含まず) |
幅56mm×高さ92mm×奥行き28.4mm(バッテリ-「KNB-75LA」装着時)
幅56mm×高さ92mm×奥行き31.8mm(バッテリ-「KNB-76L」装着時) |
外形寸法
(突起物含む) |
幅58mm×高さ111.9mm×奥行き30.3mm(バッテリ-「KNB-75LA」装着時)
幅58mm×高さ111.9mm×奥行き33.7mm(バッテリ-「KNB-76L」装着時) |
質量
(アンテナ、ベルトフック、 バッテリー含む) |
約247g(バッテリ-「KNB-75LA」装着時) 約276g(バッテリ-「KNB-76L」装着時) |
付属品 |
「KNB-75LA」(1820mAhリチウムイオンバッテリー) 充電器、アンテナ、ベルトフック |
|