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局用卓上型マイクロフォン(コンプレッサーアンプ内蔵)
OHM-908UD3
・アドニス×CQオームコラボ実現! 3台の無線機に接続、切り替え可能!
・単一指向性マイクエレメントを使用したアドニス最高グレードのスタンドマイク!
・エレクトレットなのに、低音も十分。聴きやすく優しい音です。
・もちろん、指向性マイクエレメントなので、背後がうるさくても、声をクリアに拾います。
★特長★
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単一指向性エレクトレットコンデンサーマイクの採用
単一指向性マイクユニットの採用により、周囲の音が入りにくくなり、S/N比が改善されます。
また、通信に最適な帯域特性に設定していますので、フラットで了解度の良い音質が得られます。
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3台の無線機を切換可能
3台の無線機を、二つのスライドスイッチで切り換えられます。
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高性能コンプレッサーアンプ内蔵(LOW・HIGH
2段切換式)
音声入力の変化に関係なく出力レベルが一定していて、常にひずみの無い適度な出力レベルで送信できますので、ささやくような小さな声も、破れるような大き
な声も、ほぼ同じレベルで運用できます。
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FM/SSB音質切換スイッチ付き
FM時にはスッキリした幅のある豊かな音声になります。
またSSB時にはメリハリの効いた了解度の良い音声になり、特にDX時においてその効果を発揮します。
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無変調防止回路内蔵
送信状態が2~3分続けばアラーム回路が作動し、警報音が約30秒間鳴った後、自動的に受信状態に戻ります。
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バッテリーチェック回路内蔵
電源をON(FMまたはSSBの位置)にしてから約2~3秒間、レベルメーターは電源電圧を示し、電池の交換時期または外部電源の有無を知らせます。
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電源供給型マイク変換コード対応
乾電池(単4乾電池×2本)または無線機(マイクコネクター)のどちらでも電源供給が可能!!
※無線機の
マイクロホン端子に、電源
(DC5~9V、20mA以上)を供給している無線機で運用する場合は、
電源供給型マイク変換コード"Dシリーズ"エス・イー・シー社製)で接続すると、
無線機から電源を供給することが出来ますので、乾電池は不要です。
【仕様】
マイクロホン単一指向性エレクトレットコンデンサーマイク
◇
コンプレッサーレベル HIGH:45dB
LOW:35dB
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出力電圧 COMP:0~30mV
(RMS) MANUAL:0~70mV(RMS)
◇
適合出カインピーダンス 500Ω~100kΩ
◇
電源電圧 乾電池にて
供給の場合・DC3V(単4型乾電池2本)
マイク変換コードにて供給の場合 DC5~9V
◇
消費電流 受信時:約
3mA 送信時:約6mAアラーム音 約4.5kHzの断続警報音
◇
外形寸法 182(W)
×130(D)×322(H)mm(突起部含まず)
◇
重量 約800g
★開発秘話★
もともと、関ハム時に、ご挨拶をしたのがきっかけ。
「なにかコラボが出来るといいですねー」という話をしていましたら、12月に、新型マイクを出すという話を聞きまして、試作をお借りして、話がスタート!
使わせてもらいましたら、これが、思いの他、抜群に高性能!
バックノイズを拾いにくいというメリットはもちろんですが、なによりも、従来とは全然音質が違う!
エレクトレットなんですが、高音から低音まで綺麗にのっている感じ。
このマイク素子で何か作りたいな! というところから話が始まりました!
最近は、アイコム・ヤエスの、高性能なスタンドマイクが大人気です。
確かに、音質もよいし、使いやすいし、価格だけのことはあります。
ただ、基本的に、アイコム・ヤエス、両方の無線
機に使用することは出来ません。
その点、アドニスマイクであれば、アイコム・ヤエス・ケンウッド・アルインコ、各社の無線機に、変換ケーブルで全部対応できます。
これが一番の魅力ですよね。
ベースにするのは、AM-708。
基本性能はもちろんですが、2台の無線機を接続して、切替運用できるのが魅力。これなら、991や7300も一緒に使えちゃいます!
このAM-708に、新型のマイク素子をミックス!
早速、試作を作ってもらい、テストしてみましたが、かなり良い感じ。基本形があっと言う間に出来ました!
「これで、3台無線機をつなげることが出来たらいいよねー」
「え? それは無理じゃない? 聞いてみる?」
現在、AM-708は、2台の無線機の切替が可
能ですが、3台使うとなると、AK-8S(マイク切替機)を追加で購入する必要があります。
厳密には、さらに、AK-8Sとスタンドマイク間のケーブルも必要になりますから、1台無線機を追加するために1万円以上のコストがかかることになります。
アマチュア無線をやり出しますと、古い無線機か
ら新しい無線機、アイコムとヤエス他幾つかのメーカーの無線機を併用する方が多いと思います。
簡易デジタル機やUVのモービル機も含めて、3
台くらい繋げられたらいいかなあ……と思うのです。
正直なところ、2台接続を3台接続にするのも簡単かなーと思っていたんです。
スイッチ一つ足して、そこに配線するだけのこと。
「いやあ、そんなに簡単ではないですよ」とメーカーさん談。
「3つの端子を切り替えようと思うと、3接点の切替スイッチがいりますが、真ん中の絶縁を考えると、5接点の必要があるかもしれません。
いずれにしても、弊社では使っていないパーツなので、これを確保しないといけません」
「さらに、スタンドマイクのボディもぎりぎりの
サイズで作ってあるので、回路が入らないんです」
「上から見ると、結構、空いているように思うんですが、そんなに一杯なんですか?」
「そうなんです。きちんと基板から検討してみますが、ぎりぎりなんです」
その後1ヶ月ほど試行錯誤をしていただきました。
当初、単三電池ボックスを外して、そのスペースを活用するという話になりました。
古い無線機はマイクケーブルが電源供給型でないため、スタンドマイク使用時には単三電池が必要なんです。
しかし、やっぱり、古い無線機にも使って欲しいということで、なんとか単四電池ボックスを入れることでぎりぎり収められることになりました。
なお、三接点のスイッチはスペースがとれず、かつ、価格が折り合わず断念。
切替を二段にして、無線機A・無線機B・無線機Cを切り替えることにしました。
二箇所のスイッチになるので、ちょっと面倒くさいんですが、これはやむなし。
もともと2台切替のスタンドマイクに3台切替を詰め込むので、限界があるのです~。
その後、さらに試作を作り、各種テストを経て、商品化がついに決定しました!