IC-4800の後継機種登場です。
大音量なのに省電力!ハイエンド向け特定小電力トランシーバーIC-4810
騒音下でも聴き取りやすい大音量(700mW出力<内部スピーカー時>)を実現。
さらに、徹底した省電力設計により、一度の充電で最長約46.5時間の使用が可能になりました。
混信時に自動でチャンネルを移動する「サブチャンネルスキャン機能」、緊急時の迅速な連絡をサポートする「エマージェンシー機能」などの機能を搭載したほか、無線機/VoIPコンバーター VE-PG2(別売)を利用し、VoIP接続で通話範囲を拡張することができます。
モノコック構造の堅牢なボディは、雨天時や粉塵の舞う工事現場などでも安心して使える最高水準の防水性能(JIS7防浸形)と防塵性能(JIS5防塵形)を有しているので、業種・シーンを選ばず活躍できます。
サイズ 幅56mm×高さ97mm×奥行き 26mm (BP-219N 装着時)(突起物を除く)
重量 約202g(BP- 219N 装着時)
■おもな特長
●最大46.5時間の使用が可能。※3
●混信時に威力を発揮するサブチャンネルスキャン機能を搭載。
●BTL方式のアンプを内蔵した大音量(内部スピーカー時 700mW)。
●緊急時の迅速な連絡を可能にするエマージェンシー機能搭載。
●防水(JIS 7防浸形)※1 防塵(JIS 5防塵形)※2、 モノコック構造の堅牢ボディ。
※1 最下部が水面下1mで30分間水中に没しても内部に水が入らないもの。
※2 無線機の所定の動作および安全性を阻害する塵やほこりの浸入がないもの。
※3 BP-220N(オプション)使用時、パワーセーブ機能を設定し、送信1 : 受信1 : 待受8 の使用状態にて。
■長時間運用できる省電力設計
大音量ながら、省電力設計による長時間運用を実現しました。オプションの大容量リチウムイオン充電池BP-220Nなら最大46.5時間※の使用が可能です。
バッテリー別運用/充電時間の目安
パワーセーブON パワーセーブOFF 充電時間
BP-219N(付属) 約18.5時間 約16時間 約2時間
BP-246(オプション) 約31時間 約27時間 約2.5時間
BP-220N(オプション) 約46.5時間 約39.5時間 約4時間
※パワーセーブ機能をONにし、受信1 : 送信1 : 待受け8の割合で繰り返し運用した場合の目安です。
※サブチャンネルスキャン機能、個別呼出し機能を使用するとパワーセーブ機能は解除されます。
※ 充電時間は、BC-161/BC-121NAを使用時の目安です。
■大音量・高音質を実現
内部アンプにBTL 方式を採用。騒音環境でもクリアに聴こえる700mW以上(内部スピーカー時)の大音量と高音質を実現しています。
■サブチャンネルスキャン機能
他グループと使用チャンネルが重複すると通話したい相手と話せない混信状態に陥ります。
IC-4810に搭載されたサブチャンネルスキャン機能は、混信を自動的に感知し、あらかじめ設定しておいたサブチャンネルに自動的に移動します(中継通話には対応していません)
■エマージェンシー機能
MODEボタンを長押しすることで、予め設定しておいた通話相手に緊急信号を送出し、異常や緊急事態の発生を迅速に伝えることができるエマージェンシー機能を搭載しています。
■最高水準の防水・防塵性能
雨中や屋外での業務にも安心して使えるJIS保護等級7級(防浸形)相当の防水仕様。同等の防水性能をもつ対応オプションも豊富に用意しています。また、粉塵に対してもJIS保護等級5級(防塵形)の保護性能を有しています。
■堅牢ボディ
筐体にはアルミダイキャスト製シャーシを使用し、モノコック構造を採用。
ハードユースに耐える強固さを備えています。
■個別呼び出し機能
「全体呼び出し」、「グループ呼び出し」、「個別呼び出し」、3通りの方法で呼び出しできる呼び出し機能を搭載しています。必要な相手を選んで通信することで、効率的な情報伝達を可能にします。
■中継通話機能
中継モードの27チャンネルを搭載しており、オプションの中継装置 IC-RP4100を使用することで通話距離を約2倍に拡張できます。
※中継モード時はサブチャンネルスキャン機能は使えません。
■VoIP回線を介した通信にも対応
オプションの無線機 / VoIP コンバーター VE-PG2 に接続することで IP 回線を介して通話範囲を拡大することができます。また、IP 電話・デジタル簡易無線機・特定小電力無線機との通話も可能です(対応機種に限る)
■クローニングでのカスタマイズが可能
機能設定や個別番号設定など、クローニングによる柔軟なユーザーカスタマイズが可能。使用環境やニーズに合った快適な運用を実現します。
■その他の特長
●ワンタッチPTT機能
●秘話機能
●キーロック機能
●バッテリー残量警告機能
●トーンスケルチ(CTCSS 38波、CDCSS 83種)
●トーンバーストタイマー(CTCSS使用時)
●ポケットビープ機能
●Pベル機能
●コンパンダ機能
●パワーセーブ機能
●キー操作/送信モニター/終話ビープ
●ブザー音量ボリューム連動/一定音量切替機能 など
■おもな付属品
●BP-219N リチウムイオン電池パック<7.4V 1160mAh(typ.)>
●MB-98 ベルトクリップ
●ストラップ
≪おもな定格≫
■通信方式 交互通話/中継通話
■チャンネル数 47ch(単信20ch+半複信27ch)
■使用周波数帯 400MHz帯
■送信出力 10mW (+20% ~ -50%)
■音声出力 700mW以上(内部スピーカー 16Ω負荷 10%歪率時)、500mW以上(外部スピーカー 8Ω負荷 10%歪率時)
■電源電圧 Li-ionバッテリーパック(BP-219N、BP-246、BP-220N)または
■単三形アルカリ乾電池ケース(BP-221)を使用
■消費電流 送信時150mA以下、最大出力時(内部) 350mA以下、最大出力時(外部) 300mA以下、 待機時 65mA以下
■使用温度範囲 -20℃~+60℃
※定格・仕様・外観等は改良のため予告なく変更する場合があります。
【注】充電電池は付属ですが、充電器付属していません。別途必要です。BC0161♯2+BC-165、もしくは、BC-121NA+BC-157Sが必要です。
レビュー↓ |
■IC-4810レビュー フリーライセンス無線を趣味としており、購入に至りました。 フリーライセンス無線及び業務用として利用した感想です。 当方、アルインコの特小はこれまで使っておりましたがアイコムの特小機は今回が初めてです。
[良い点] しっかりした作りで頑丈です。 一方で頑丈な割には軽く、アンテナはしなやかに曲がりますのでポケットに入れても邪魔になりません。 また、宣伝の通り大音量にしても音割れがありません。
[イマイチな点] まず、チャンネル表記が業界で統一されておらず、他機種特に9ch機種と交信を行う場合に不便を感じました。 また、チャンネルの変更ではいちいちFuncボタンを押してからツマミを回す必要があり、ツマミだけでチャンネルを簡単に変えられないのが難点です。設定によりツマミをボリュームかチャンネルか好みに応じて設定できればベストだと思います。 更に、Modeボタンは当初中継・シンプレックスの切り替えかと思いましたが、そうではなく、こちらも不便です。 また、スピーカーマイクは防水のためか特殊な型式で他の汎用品が使えません。 新たにマイクを購入する必要がありました。
[要望] チャンネル表記はメーカー間で統一して欲しいと切に願います。 また、個別呼び出しや緊急呼び出しなどあまり利用頻度の少ない機能は削って、価格を抑えても良いと思います。 |
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