BCLブーム到来! お値打ちで高性能なデスクトップレシーバーが欲しいという方に!
SSB/CW/AM/FM & SDRソフト対応
DX-R8
0.15~35MHz デスクトップレシーバー
標準価格:59,800 (本体56,953) JAN 4969182350241
長波~短波帯をオールモードでカバーするデスクトップタイプのレシーバー、DX-R8がアルインコより発売。
DX-R8は150KHzから35MHz帯を全電波型式で受信するジェネラルカバレッジ・レシーバーとして、各種放送、海上・航空他短波業務通信、さらにHFDL・FAX・NAVTEXといったデータ通信のデコードから、IQ信号をパソコンに入力できるため注目のデジタル短波放送DRMの受信にも威力を発揮します。直感的に操作できるボリューム、スケルチ、RIT、IFシフトの独立ノブ、大きな液晶、周波数入力やよく使う機能に直接アクセスできるキーパッド、フロントパネルに付属するスピーカーなど使いやすい操作性を実現すると共に、フロントパネルを取り外せるセパレートタイプですからパソコンラックなど狭いスペースにも設置しやすくなっています。
SDR(software defined radio)の登場に刺激されてブーム進行中の中波/短波無線受信を本機で楽しんではいかがでしょうか?
主な特徴
●0.15~35MHzをSSB(U/L)/CW(U/L)/AM/FMモードで受信。さらにIQ信号と検波信号の出力ポートをリアパネルに装備しており、フリーウエアのSDRソフトを使えばECSS(exalted carrier selectable sideband方式での自動同期AM受信)受信やフィルタ帯域を調整してノイズや混信を避け、さらに受信中の帯域周辺を録音して後から受信し直すようなことまで可能になります。(VFOは30KHzから表示しますが150KHz以下の長波帯は定格保証外の性能です。)
●長波のNDB航空標識信号やAM放送、中波のラジオ放送・灯台・海上交通放送・NAVTEX(船舶向け文字データ安全情報放送)、短波のアマチュア無線・海外放送・船舶・航空無線・気象FAXや航空機データ通信のデコード・海岸局や海上保安庁の通信といった、V/UHFでは聞くことができない多彩な受信を楽しむことができます。
●デュアルVFO搭載で、2波を切り替えて交互にワッチすることが手軽にできます。
●フロントパネルセパレーション式のボディは240(w)×94(h)×255(d) mm 、スピーカーやイヤホンジャックはフロント側に搭載しているので延長ケーブルEDS-17(5m)を装着するだけの手軽さです。約4.1Kgとコンパクトで下部に折りたたみ式スタンドが標準付属、市販の吊り手やモービルブラケットが使えるビス穴も付いており、ノイズの少ない郊外へ出向いての移動ワッチやモービル受信時のフットワークも軽快になります。
●7桁英数記号表示が可能な600chメモリー(200ch x 3バンク)とモード毎に設定可能な周波数ステップ。
●±1ppmの周波数安定度、オーディオ出力2W,優れた選択度と受信感度、IFシフトとRIT機能など、「あの頃に欲しかった」憧れの通信型受信機を超える性能を持ちながら、元ラジオ少年の潜在BCL層にアピールしやすい実売価格を実現しました。
●VFO,メモリー、プライオリティスキャンと多彩なスキャンモード。タイムモードは設定した時間でスキャン再開するためスケルチ解放でも動作、データ信号の周波数をメモリータイムスキャンで巡回受信させるような使い方ができるように工夫しています。
●ナローSSB(1.0KHz)/CWオーディオフィルター(500Hz)、スケルチ、RFゲイン調整、ミュート端子、ダイヤルロックとキーロック、RXランプ、オートパワーオフ、スリープタイマーetc...快適なリスニングに欠かせない機能はすべて網羅しております。
定格
●周波数範囲 150KHz~34.99999MHz(30~149KHzは表示しますが定格外で、実用動作の保証は致しかねます。)
●メモリーチャンネル数 600ch (3バンク x 200ch)
●電波の型式 J3E(LSB/USB), A3E (AM), F3E (FM),A1A(CW)
●アンテナインピーダンス 50Ω
●電源電圧 DC13.8V±15%(11.7~15.8V)
●接地方式 マイナス接地
●消費電流 約1.0A max(待ち受け時 約0.7A)
●周波数安定度 ±1PPM
●外形寸法 240W×94H×255Dmm (突起物含まず)
●重量 約4.1kg
●動作保証温度 - 10℃ - +60℃
●受信方式 ダブルコンバージョン・スーパーヘテロダイン
●中間周波数 1st:71.75MHz、2nd:455kHz
●受信感度
*下記は記載の帯域内における代表的な数値であって、全帯域を保証するものではありません。
SSB/CW (S/N 10dB) : 0.15~ 1.8MHz 0dBuV(1uV) / 1.8MHz~ 30MHz -12dBuV(0.25uV)
AM(1KHz,30%変調 ): 0.15~ 1.8MHz 20dBuV(10uV) / 1.8MHz~ 30MHz 6dBuV(2uV)
FM (12dB SINAD): 2830 MHz -6dBuV(0.25uV)
●選択度
SSB/CW/AM : 2.4KHz(-6dB) / 4.7KHz(-60dB)
FM : 8KHz(-6dB) / 30KHz(-50dB)
●低周波出力 2W以上(8Ω負荷 10% THD)
●低周波インピーダンス 8Ω
●RIT範囲 ±1.2KHz
●アンテナ端子(M型メス)
●ミュート端子 (RCAピンプラグ )簡単なスイッチを自作することで受信中の音を無音化したりVFOのA/Bバンド切り替えができます。
●AF端子(RCAピンプラグ) オーディオフィルタを通る前の検波信号 (約 50mV)を取り出せます。
●CLONE端子(3.5mmステレオミニプラグ) ERW-7を接続することで PCにつないでメモリーユティリティなどDX-R8対応ソフトが使えます。
DX-R8は KG-HFDLソフトの周波数自動制御機能に対応しています。
●IQ信号端子(3.5mmステレオミニプラグ) IQ信号をパソコンの LINE-IN端子に入力することで、サードパーティ製ソフトウエアが使えるようになります。
●DC電源端子 付属の DCケーブルと別売の安定化電源をつなぎます。
ソフトウエアについて
アルインコでは下記のソフトについて DX-R8とパソコンを接続して動作を確認しております。
1:KG-HFDL(シェアウエア・日本語) http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kghfdl/r0000000004451.jpg
短波帯の ACARSである航空無線データプロット用。市販の 3.5mmステレオミニプラグ付きケーブルが必要。ERW-7を併用すると、ソフト上から100以上ある HFDL用周波数・モード・AGC設定へのワンクリックによる自動変更、並びに運用周波数が変更されたときに自動的に追従する便利な自動制御機能に対応できます。
2:WINrad(フリーウエア・英語ソフト) http://www.winrad.org/>http://www.winrad.org/bin/Winrad161.msi
帯域録音機能付きの SDRソフト。市販の 3.5mmステレオミニプラグ付きケーブルでパソコンに接続、IQモードにすればプログラム上でスペアナ、フィルタ帯域可変、ECSS自動同期など本機が持たない機能を使った受信が可能になります。またソフト上で約20KHzの帯域を録音、保存、再生できます。他の SDRフリーソフトでも使える物がありますが、WINradも含めて現時点では全て英語ソフトばかりです。
アルインコよりERW-7を使うメモリー編集ソフトをリリースする予定です。
標準付属品
*DCケーブル(EDC-37)*説明書・保証書
【ご注意】 本製品に電源は付属しておりません。
弊社製DM305MVのような別売の安定化電源(3A級以上)が必要です。
スイッチング方式のACアダプターはノイズの原因になるのでお使いになれません。
オプションアクセサリー
●セパレートキット EDS-17 5,775 (5,500)
●安定化電源器 DM-305MV 13,440 (12,800)
●モービル用ノイズフィルタ付DCケーブル EDC-36 2,100 (2,000)
●PC接続ケーブル ERW-7 4,725 (4,500)
(本体の側面には市販品のハンドル、モービルブラケットとゴム足を取り付けられるビス穴を装備しています。)
*本製品を使用するのに無線局免許や資格は必要有りませんが、特定の相手方に対して行われる通信を聞いて知り得た内容を悪用すると電波法により罰せられます。
*サードパーティソフトの一切の権利は提供元企業、作者等に帰属します。弊社ではそれらの動作について一切の保証や責任を負うことは致しかねます。
DX-R8 デスクトップレシーバーのソフトウエアについて
~DX-8Rと接続して楽しめるソフトウェア情報~。
昨今BCL界で人気のパソコンを使った受信を楽しむことができます。ここではそれらについてご紹介させて頂きます。
御注意:これらソフトウエアは弊社の設計段階において動作を確認しておりますが、プログラムの仕様変更、パソコンや接続ケーブルの相性などで対応しないことも考えられます。これらサードパーティ製のソフトウエアの使用方法については弊社カスタマーサービスで対応致し兼ねますので予めご了承ください。ソフトウエアの版権はその開発者・販売者に帰属します。サードパーティのソフトウエアをお使いになって生じるパソコンなどへの不具合については、補償がありませんので予めご了承願います。
SDR
受信機の復調回路をパソコンに依存することで、受信機側で対応しない機能を使って快適な受信を実現できるSoftware Defined Radioもフリーウエアが配布されています。
WINRAD:http://www.winrad.org/
ソフトウエアダウンロード: http://www.winrad.org/bin/Winrad161.msi
接続:パソコンのLINE-IN端子とDX-R8のIQ出力端子
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル
操作:DX-R8のモードでFMを選択、FUNCキーを押した後もう一度モードキーを押すとIQが液晶に表示される。プログラム上のSTARTボタンを押すとパソコンのスピーカーから音声が聞こえるようになる。入力レベル調節はウインドウズのサウンドカードプロパティの「録音」パラメータで必要に応じて調整。DX-R8のVFOで目的の信号にチューンしたあと、混信を避けたり聞きやすくするため下のグラフ画面上でマウスをポイントしてオーディオフィルタの帯域を調整したり、受信モードでECSSを選択してECSSボタンをクリック、サイドバンドの上下を切り替えて自動同期受信させる。
USBボタン下の赤丸ボタンは録音開始。音声ではなく入力信号そのものを録音して再生するため、後からプログラム上で大きいグラフ画面をマウスで移動して別の局の信号も復調可能。ノイズブランカレベルが調整できるのも便利。
インターネット検索エンジンで「SDR 144MHz & WINRAD 動画」を検索すると動画で実際に画面を操作しながら受信している様子や受信音が試聴できますので是非ご参照ください。
DRM デジタルレディオモンディエル(デジタル短波放送)
欧州で開発されたMPEG4コーデック準拠の高音質をCOFDM方式で放送するDRMは国内では行われていませんが、ラジオニュージーランドやボイスオブブロシアなどの英語放送が日本でも簡単に受信できます。
DREAM:http://www.winrad.org/
ソフトウエアダウンロード: http://www.winrad.org/bin/Winrad161.msi
接続:パソコンのLINE-IN端子とDX-R8のIQ出力端子
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル
操作:パソコン側の設定はSDRと同じ。最初に開く小窓のSettingメニューでAM(analog)を選び、AM放送にチューンして音声が聞こえたら接続はOK.右下隅のDRMボタンを押し、小窓に戻ってViewメニューからEvaluation Dialogを選ぶ。開いた窓のグラフ画面下にあるFlip Input Spectrumにチェックを入れる。現在(2010年6月)よく聞こえるのはラジオニュージーランドインタナショナルの15720KHz、午前中から午後に掛けてAMで聞くとジャ~ザ~と空電ノイズのような汚い信号を探す。DRM受信では実際の周波数より12-13KHz高く(例の場合、15732~15733KHzで微調整)チューニングする。信号強度が強くなると小窓にRNZIのような文字が表示され、大窓左上隅のSNRに表示される数字が20dB前後になるとパソコンのスピーカーからきれいな音声が聞こえる。同時に文字放送メッセージも読むことができる。
下記のサイトでDRMの受信音サンプルを試聴できます。とても短波放送で受信しているとは思えない音質ですから是非お試しください。
ボイスオブロシア:http://icas.to/drm/vor-sample.wav
DRM放送局と周波数:http://baseportal.com/baseportal/drmdx/main
KG-ソフトウエア
KG-ACARSで有名なK.G氏がリリースするソフトウエアにはHF帯短波受信で使える物があります。日本語の詳細な説明が下記のページでご覧になれます。
ソフトウエアダウンロードと各ソフトの説明:
http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/r0000000004451.jpg
KG-HFDL 航空機位置情報データプロット (シェアウエア)
KG-FAX 気象・新聞FAX放送受信 (フリーウエア)
KG-NAVTEX 海上航行に関する文字情報テレタイプ (フリーウエア)
接続:パソコンのLINE-IN端子とDX-R8のPHONE出力端子。
KG-HFDLで自動制御を行う場合は別売のERW-7のプラグをSP端子とUSB端子に接続、オーディオケーブルと合わせて2本で使う。
使用ケーブル:市販の3.5mmステレオミニプラグ付きオーディオケーブル
(KG-HFDLに搭載の周波数の自動設定・追従などができる自動制御機能を使うなら別売のERW-7 パソコン接続ケーブルも必要。)
操作: 日本語ソフトなので、それぞれの説明書を参照。
尚、メモリー編集用フリーソフト DX-R8 Clone Utilityは弊社製ハンディレシーバー用と同等のものをアルインコ電子事業部ホームページのダウンロードサイト:
http://www.alinco.co.jp/denshi/10.html
広帯域受信機コーナーより製品発売開始後に配信致します。接続には別売のERW-7PC接続ケーブルが必要です。
DX-R8のメモリーには代表的な通信周波数や放送周波数を書き込んで出荷して居りますが、特に短波は伝播性質上季節毎に放送周波数が見直されることや伝播に合わせたチャンネルへの時間帯による切り替えなど、V/UHF帯には無い運用が行われるためこれらのデータはあくまで目安としてお考えのうえ、実データは適時インターネットなどから最新の情報を得て更新してください。誠に勝手ながら書き込み済みデータは定期的な更新を行う予定はありません。このため周波数リストは同梱して居りませんので予めご了承ください。
レビュー↓ |
■DX-R8レビュー
私は30年以上前にBCLに没頭していた者で最近復帰しました。 現在の私の受信環境ですが、交信には興味なく受信に専念しています。 短波受信の主なリグは、IC-R75とDX-R8です。 他にDEGENのDE1103、ソニーのICF-7600DS、ICF-SW7600GRをSubとして使っています。
アンテナは一定の制約の中でいろいろと使ってみましたが住宅密集地で周囲の目ということもあり、一戸建ての2階ベランダに約1mのRH795を最大に伸ばし(防水用としてシリコンチューブをかぶせて)K515で固定し隙間ケーブルCTC50Mで室内に引き込んでいます。
また、室内に平面アンテナD5080を吊り下げ、窓際にソニー用のAN-12 を立てて(これは目立つので外に出せません)LW、AM、SW対応で適宜使っています。
RH795は本来短波受信のためのアンテナではありませんが、実際に使ってみると私の住んでいる環境の制約下ではコストパフォーマンスの優れたアンテナで、SS500で二つに分け、R75とAR 8600、IC-R20 などの広帯域受信機に接続しています。
R8の方は主に平面アンテナD5080 に接続していますが適宜R795と差し替えながら使っています。 RH795 に接続しているR75 では電波の状態によっては、平面アンテナ使用のR8に対して感度がS値で3~4も上回ることもあります。 両者とも電線を数メートル張って引き込むよりも雑音も少なく快適に受信できます。 D5080は壁に吊るす方向や手で触れたりするとかなり感度が変わりますので、安定性からするとRH795の方がよいようです。
R75 とR8を基本的な使い勝手の面から比較すると、筐体はR75の方ががっしりしていてメインダイヤルを回すトルクの調節もききます。操作性はたとえば直接入力の際のテンキーの位置や大きさはR75が使いやすく、R8はキーが小さ く指の太い人は押しにくく苦労すると思います。
その一方R8にデュアルワッチ機能があるのは同一放送のパラでの受信に大変便利です。 また、メモリーチャンネル数はR75が100でR8が600です。 100はやや少ないように思います。 混信はR75ではTwinPBT、R8ではIF Shiftで処理できますが、ATTとスケルチをうまく使うことでもある程度解消できます。 また、それぞれの受信機はAM、FM、SSB、CWをそなえ、さらに2段階のプレアンプがついてゲイン調節できる優れた一般向け受信機です。(この辺が短波ラジオとの大きな違いでしょう)音はR75の方が軽くR8はややこもっていますがこの辺は好き嫌いでしょう。
旧BCLマニアにとっては、適当なアンテナが確保できR75とR8があればとりあえず満足できる受信環境と思われ、これに数台のワールドバンド・ラジオをSubとして使えば特別な珍局狙いを目的とするのでない限り十分楽しめると 思われます。 |
さらに詳しいレビューはこちら 毎週新レビューはこちら |
■TOPICS
DX-R8 サンケイのウェブニュース2ページに大々的に登場ですよ~。話題になってます。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100712/ecc1007121740000-n1.htmDX-R8にコリンズフィルターを入れて受信強化! 詳しくは下記PDFをチェック!
※自己責任でお願いいたします。
※メーカー・当店共に、サポート対象外となります。
/DXR8DATA.pdf MF2.5 MF6.0