レピータにアクセスできない場所からでも、D-STAR®網を介した
遠距離通信を可能にする ターミナル&アクセスポイントモード。
新機能「ターミナルモード」と「アクセスポイントモード」により、どこでも、いつでもD-STARレピータ網を介した快適な遠距離通信を楽しんでいただくことが可能になりました。
ターミナルモード
通信はPCまたはAndroid®端末と接続したID-51新機能プラスモデルIIで行います。
アクセスポイントモード
PCまたはAndroid®端末と繋がったID-51新機能プラスモデルIIがアクセスポイントとなります。
他のD-STARトランシーバーでアクセスポイント(ID-51 新機能プラスモデルII)にアクセスして通信します。
■ | 運用上のご注意 |
・ | ターミナル/アクセスポイントモードで運用するにはIPv4のグローバルIPアドレスが付与されたインターネット回線が必要です。 (Android端末で携帯電話回線を使って運用する場合は、その端末にIPv4グローバルIPアドレスの付与が必要です。)
|
・ | キャリア回線利用時には、パケット通信料が発生します。 |
・ | アクセスポイント側の無線機は、クライアント側の無線機と異なる局免許が必要です。 |
・ | アクセスポイントへの複数局の同時アクセスは不可。 |
・ | 運用時は電波法を順守してください。 |
※ | インターネット/キャリア回線に関しては、ご契約のプロバイダ/キャリアにお問い合わせください。 ご契約条件により多額の接続料が発生する場合があります。 |
■その他の強化機能と改善ポイント
- FM補完放送に対応
- RS-MS1Aとの連携
- リード、ライト通信の高速化
- クローンの高速化
- RX > CS操作
- Quickメニューの記憶 ほか
※ | ID-51新機能プラスモデル??限定モデル以外には、OPC-2350LUは付属しません |
※ | D-STARは一般社団法人日本アマチュア無線連盟の登録商標です。 |
※ | AndroidはGoogle Inc.の登録商標です。 |
※ | Microsoft、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 |
機能強化により、さらに快適で多彩なコミュニケーションを実現。
■JARLが推進するデジタル通信方式D-STAR®のDVモードに対応。
日本アマチュア無線連盟「JARL」が推進するアマチュア無線のデジタル通信方式D-STARのDV(デジタルボイス)モードを搭載。 先進のデジタルならではのクリアな音声で通信できるだけでなく、レピータを使用すれば安定した遠距離通信も楽しめます。 もちろん、従来のFMモードにも対応しています。
■簡単設定を実現するDR機能。
ID-31(430MHzシングル機)で初心者の方からも、わかりやすいと好評のDR(Digital Repeater)機能を搭載。 各種設定を直観的に行えます。
■2波(V/V、V/U、U/U)同時受信機能を搭載。
V/Uだけでなく、V/V、U/Uの同時受信が可能。 どちらの周波数でも待ち受けすることができるので、呼び出にもスピーディに対応することができます。 効率のよい待ち受け受信、より高度な運用を実現します。
※ | AM/AM、DV/DV、FM-N/FM-N、DV/FM-Nの組み合わせでの同時受信はできません。 |
■AM/FMラジオ、エアバンドの受信が可能。
ニュースや天気予報等、移動先での情報収集に便利なAM/FMラジオを搭載。 エアバンドの受信にも対応しています。
※ | 本製品には、AMラジオ専用のアンテナ(バーアンテナ)は内蔵されておりません。受信しにくい場合は、AM受信に最適なアンテナをご使用ください。 |
■気軽に持ち出せるコンパクトボディ。
デュアルバンド、しかもGPSを内蔵しながら幅58.0mm、高さ105.4mm、奥行き26.4mmというコンパクトなボディを実現しています。
■最高水準の防水性能IPX7を実現。
防水性能はアマチュア無線機最高水準のIPX7を実現しています。 雨の日や、水しぶきがかかるような環境でも、安心して運用していただくことができます。 ID-51は、ハイキングやツーリング、キャンプなど、様々なシーンで活用できるコミュニケーションツールです。
IPX7: | バッテリーパックを正しく装着した状態で水深1mの静水(常温の水道水)に静かに沈め、30分間放置したのちに取り出して、無線機として機能することです。 |
■大容量のデータにも対応できるmicro SDスロット
音声や位置情報等の大容量のデータを保存する際に便利なmicro SDカードスロットを搭載しています。 データ通信ケーブルがなくても、レピータデータの更新やクローニングが可能です。
■高精度、高感度GPSレシーバーを内蔵。
コンパクトなボディに高性能GPSレシーバーを内蔵。市販のGPSレシーバーに匹敵する精度と性能を備えています。 また、デジタルモードなら、通話しながら位置情報の送受信が可能です。 この高性能GPSにより、位置情報自動応答機能、GPSログ機能、最寄りレピータ自動リストアップ機能など、多彩な機能を実現しています。
※ | 緯度/経度/高度の測位精度は、電波の受信状態によって異なります。 |
■位置情報自動応答機能
自局コールサイン宛ての信号を受信した際、自局の位置情報を自動的に知らせる機能です。 ID-51同士なら、お互いが常に自分の位置を知らせることができるので、ハイキングやツーリング等にはとても便利です。
■GPSログ機能
GPSログ機能をONにすることで、自動的にGPSデータがmicro SDカードに保存されます。 データは一般的なNMEAフォーマット。移動運用後、自宅でPCの地図上に移動ルートを表示することが可能です。
■最寄りレピータ自動リストアップ機能
内蔵のGPSにより、最寄りのレピータを自動的にリストアップ。 レピータデータは、プリインストールされているので、初めて訪れた場所でも、スムーズにレピータにアクセスすることができます。
■簡単設定モードがアナログレピータにも対応。
D-STARレピータの簡単設定モードが、アナログレピータにも対応。最寄りのアナログレピータの自動リストアップも可能です。デジタルだけではなく、アナログレピータを使用した運用も快適です。
■漢字表示が可能な大型LCD&LCDバックライト。
多くの情報を一目で確認できる視認性に優れたフルドット大型LCD&漢字表示を採用。 LCDをID-31の約1.6倍の128×104ドットにすることにより、文字の大きさを維持しながらメイン、サブの周波数同時表示を可能にしています。 また、暗い場所でも見やすいLCDバックライトも備えています。
■Android®端末による設定や操作、画像送信が可能。
RS-MS1A(無償ソフトウェア)をインストールすることによりAndroid®端末による各種設定が可能。文字の入力にはAndroid®端末のキーボードを使用できるので、チャットも快適です。また、画像送信を気軽に楽しむことができます。
※ | ID-51とAndroid®端末の接続にはデータ通信ケーブルOPC-2350LUが必要。 |
RS-MS1A
■3,480bpsのデータ通信を実現。
DVモードのFastデータ通信機能を装備。初代のID-51比の約3.5倍の速度でデータ通信を行うことができます。
これにより、画像の転送が、よりスムーズになります。
■多彩なデータをCSV形式で保存できる交信ログ機能。
周波数やモード、自局位置等のデータをCSV形式で保存できる交信ログ機能を搭載しています。 様々な運用データを簡単に保存、管理することができます。
■バッテリーやオプションはID-31と共通。
430MHzデジタルトランシーバーID-31とバッテリー及びオプション類(ケース等は除く)は共通です。 ID-31をお持ちの方には、各種オプションを有効に活用していただくことができます。
■その他の機能群
- 最大出力5Wを実現。
- 付属バッテリーで約4.5時間※1、BP-272(オプション)なら約8時間※1の運用が可能。
- レピータ情報をプリセット。
- 最寄レピーター(D-STAR/アナログ)のスキャン機能。
- GPSメモリーに高度情報を追加。
- DATA端子がCI-Vに対応。
- GPS送信モード/DVデータ送信/GPS選択設定等、CI-Vコマンドを拡張。
- CSVデータのインポートとエクスポートに対応。
- メモリーボイス送信機能を搭載。(60秒×1ch)リピート可。
- 周波数、モード、コールサイン等のスピーチ機能。
- 一般的なボイスレコーダー機能を搭載。
- 運用中も確認できる10段階の電圧表示。
- クローニングソフトを同梱。
- トータル1304チャンネル(DR機能用レピータ750ch含む)
- リチウムイオン電池と充電器が付属。
- 外部電源端子を装備。
- 音声録再機能。
- スケルチ強制解除機能。
- オートレピータ機能。
- 直観的に操作できるメニュー機能。
- メモリー/バンクスキャンをはじめとした多彩なスキャン機能。
- メモリー/プログラムスキャン/バンクに全角8文字/半角16文字までのネームをつけることが可能。
- 24桁のDTMFコードメモリーを16ch装備。
- DTMFダイレクト送信機能。
- 14種類のチューニングステップ。
- CTCSS/DTCS機能。
- トーンスケルチ/ポケットビープ®機能。
- オートパワーオフ機能。キーロック機能。
- 送信出力5段階切り替え。
- パワーセーブ機能。
- 時計機能。
- スピーチ機能。
- 自局呼び出し時のアラーム機能。 ほか
<DVモードの主な機能>
- 自動応答機能。
- デジタルコールサインスケルチ機能。
- 着信コールサインの自動表示&自動登録。
- 着信メッセージ自動表示。
- GPS送信モードとスローデータ通信の併用が可能。
- D-PRS受信の拡張、固定局/オブジェクト/アイテム/気象の受信に対応。 ほか
※1 | 送信1分:受信1分:待ち受け8分(パワーセーブON、FMモード時)で運用した場合。 |
※ | D-STARは一般社団法人日本アマチュア無線連盟の登録商標です。 |
※ | ポケットビープはアイコム株式会社の登録商標です。 |
一 般 仕 様 | 周波数範囲 | ・送受信 FM/FM-N/DV:144.000~146.000MHz、430.000~440.000MHz ・受信 FM/FM-N/DV:137.000~174.000MHz、382.100~411.895MHz、 415.100~479.000MHz AM:108.000~136.995MHz <ラジオ受信> AM:0.520~1.710MHz FM:76.0~108.0MHz |
電波の型式 | F2D/F3E/F7W |
使用温度範囲 | -20℃~+60℃ |
周波数安定度 | ±2.5ppm (-20℃~+60℃/25℃を基準とする) |
デジタル伝送速度 | 4.8kbps |
音声符号化速度 | 2.4kbps |
アンテナインピーダンス | 50Ω不平衡 (SMA型) |
メモリーチャンネル | 1304チャンネル (メモリー500、コール4、プログラム[スキャンエッジ]50<2×25>、DRモード用レピータ750を含む) |
電源電圧 | ・電池端子 DC 7.4V (定格) (BP-271) DC 5.5V (BP-273 単三形アルカリ乾電池×3本使用) ・外部端子 DC 10.0~16.0V |
受信消費電流 | ・AF出力最大時 (内部SP 16Ω) FM:350mA以下 DV:450mA以下 ・AF出力最大時 (外部SP 8Ω) FM:200mA以下 DV:300mA以下 |
接地方式 | マイナス接地 |
重量 | 約255g (アンテナ及びBP-271を含む) |
外形寸法 | 58.0(W)×105.4(H)×26.4(D)mm (突起物含まず) |
送 信 部 | 送信出力 | Hi | 5W |
---|
Mid | 2.5W |
---|
Low2 | 1.0W |
---|
Low1 | 0.5W |
---|
S-Low | 0.1W |
---|
|
送信消費電流 | 2.5A以下 |
変調方式 | FM:FMリアクタンス変調 DV:GMSKリアクタンス変調 |
最大周波数偏移 | FM:±5.0kHz FM-N:±2.5kHz |
スプリアス発射強度 | Hi/Mid | -60dBc以下 (スプリアス領域/帯域外領域) |
---|
Low2/Low1/S-Low | -10dBm以下 (帯域外領域) |
---|
-13dBm以下 (スプリアス領域) | |
マイクロホンインピーダンス | 2.2kΩ |
受 信 部 | 受信方式 | ダブルスーパーヘテロダイン |
中間周波数 | A-BAND | 1st IF:46.35MHz、2nd IF:450kHz | B-BAND | 1st IF:61.65MHz、2nd IF:450kHz | |
受信感度 | <FM 12dB SINAD (1kHz 3.5kHz DEV)> -15dBμ以下 <DV BER 1% (PN9 4.8kbps)> -11dBμ以下 <WFM 12dB SINAD> 76.0~81.9MHz:+10dBμ以下 82.0~108.0MHz:+5dBμ以下 <AM 10dB S/N> 0.520~0.995MHz:+10dBμ以下 1.000~1.710MHz:+5dBμ以下 108.000~136.995MHz:+5dBμ以下 <FM/NFM 12dB SINAD> 137.000~174.000MHz※:-10dBμ以下 380.000~479.000MHz※:-10dBμ以下 ※ アマチュア帯を除く |
選択度 | FM:55dB以上 FM-N/DV:50dB以上 |
スプリアス妨害比 | 60dB以上 |
不要輻射 | -54dBm以下 |
低周波出力 | 0.4W以上 (内部SP/DC7.4V/16Ω負荷/10%歪率時) 0.2W以上 (外部SP/DC7.4V/8Ω負荷/10%歪率時) |
低周波負荷インピーダンス | 16Ω (内部スピーカー)、8Ω (外部スピーカー) |