FT-991AMでのインプレッションです。CWやFM運用よりもFT8のほうが、バッテリーにかかる負荷が大きいと考え、FT8でバッテリータフ度を判定することにしました。通常の移動運用と同じ感じになるように、前日にフル充電し、一夜放置しておいたものを朝から使用しました。FT-991AMの最低起動電圧は、13.8V±85％とのことですので、それ以下に電圧が低下すると、FT-991AMの電源が落ちるのだと推測していました。 FT-991AMは、FT8モードフルパワー50W。JTDXを用い途中呼びまわりもしましたが、１QSOをキャンセルし、ほぼCQを出し続けるか、交信することで時間が経過しました。 使用開始時の電圧は、12.1V、出力はFT-991のメーターで50Wを少し欠ける程度でした。交信を繰り返すに従って出力は低下して、1時間10分ほどを経過したころ、出力は30W程に低下し、送信時電圧10.７V受信時電圧11.4Vでした。 1時間30分経過時出力30W　受信時電圧11.2V送信時電圧10.4V 2時間経過時出力20W　受信時電圧11.0V送信時電圧10.3V 2時間20分経過時出力18W　受信時電圧10.8V送信時電圧10.0V 3時間30分ほどで送信開始とともに電源が落ち。その時の受信時電圧は10.3Vでした。復帰後送信時電圧を測ったところ、9.7Vでした。 今回FT991AMをフルパワーで試しましたが、終段に負荷がかかり過ぎていますから、出力を抑えてFT－991AMに負担がかからないように交信を続けるとか、SSBでの交信であれば、ほぼ1日遊ぶことができるのではないかと期待しています。なかなかタフなバッテリーです。次回は、IC-705で試してみようと思います。