■FTDX3000Dレビュー パソコンによるリモートオペレーションについてレビューします。
従来使用していたFT950当時から、RS232Cでパソコンの遠隔操作を行っていました。 FTDX3000Dで標準搭載されたUSB端子で接続できるかちょっと心配していましたが、全然問題なくすぐに接続できました。 ただ、FTDX3000Dには標準の平べったいUSB端子がなく、正方形の端子なので面食らいました。 FTDX3000Dのマニュアルを見ると、USB(A-Bタイプ)ケーブル使用とあり、さっそく近所の家電店に行きUSB(A-Bタイプ)のケーブルを購入してきました。
良く口元を確認せず、ラベルにUSB(A-Bタイプ)とあったので購入(1800円くらい)したのですが口元が合わないタイプでした。 そこで、ネットで調べると、数種類のUSB(A-Bタイプ)があるようです。 ELECOMのUSB(A-Bタイプ)U2C-B15BKを購入しました。金額は400円くらいでした。 このケーブルを使い、早速FTDX3000Dを起動、何の問題もなく接続出来ました。 出来ればこのくらいの付属品は、標準で添えつけてほしいものです。
YAESUのHPからリモートオペレーションソフト(PCC-3000)をDLして使ってみました。 しかし、従来から使用しているHamRadioDeluxe(HRD)の使い勝手が良いのでテストしてみることにしました。
HRDの設定は、機種をFT950として、スピードを4800bpsとしたら問題なく接続出来ました。 ただ一部の機能は使えないようですが、ほとんど問題なく使えています。 HRDの最終フリーバージョンは、Ver.5.24.0.36でまだネットからDL出来ますが、最新のものは有料(US100$程)になってしまいました。 ---------------------------------------------------------------- ■日開催されたハムフェアーで、展示されたヤエスのFT3000の実際に使用してみた感想です。 まだまだ全てを使いこなしているわけでは有りませんが、検討を考えている皆さんに少しでも雰囲気が伝われば良いですが・・・。 *最初は、全体の写真から。 あまり綺麗に写真が撮れていませんが、ご容赦ください、 第一印象は、無線機の左側にある4.3インチのフルカラーディスプレイが、とても綺麗で見易いです。 今時の無線機で、見ているだけでも楽しくなります。
*次にフルカラーディスプレイのUP写真です。 メーター部分はアナログ表示ですが、針の動きもかなり自然な動きをしてくれます。 切り替えでバーコード表示も可能です。一番気になっていた、スコープですが、FTDX5000の外付けの スコープよりも内蔵されていてとてもリアルタイムに動いてくれるようになっています。 SFIT&WIDTHの混信除去機能もダイアルを回すとメーター表示の右表示してくれます。 *スコープの横にFFT表示も表示できるように選択可能です。(以前は、DMU-2000を付けての表示でした。) メーターの下には、アンテナ切り替え(3回路分)・メーターの表示切替(PO/SWR/ALC等) プリアンプ等の切り替えが出来るようにディスプレイに表示されています。 これらの切り替えは、画面左の白っぽいボタンで、すぐに操作可能です。 これも当然内蔵イルミネーションで光ります。 *ディスプレイの右横のメニューボタンを押すと下の画面が出て来ますので十字キーで選択して設定出来ます。 ここで、アナログメーターからバーコードにも選択可能です。(下の写真のディスプレーです。) 気になった点は、今までのようにマイクゲインが、10時・12時の位置のように設定できません。 スコープの右上に数字表示されますので(0~100)気を付けて調整しないと音声が浅かったり歪んだりします。 音声モニター機能が有りますので注意しての調整になります。 OUTパワー調整用のボリュウムも有りません。 *ディスプレイのスコープ部分は、切り替えで下記の写真のように普段良く使うと思われる8個の表示が出ますので PROC・METER・SWR確認等が、すぐに切り替え可能になっています。 *FT2000/FT5000は、DMU-2000を付けて外部ディスプレーで色々と表示させる事が出来ますが、 このFT3000は、外付けのディスプレーも必要有りませんし、画面は多少小さいですが、十分機能を表示出来ますので コストパフォーマンスには大変優れていると思います。 もちろん、音作りの方も自分の好みに合わせてかなり色々と設定が可能になっています。
*メインダイアルは、本当に素晴らしいタッチで動いてくれますし、ダイアルの上の周波数表示画面も 大きくて大変見易くなっていると感じました。これは、まだ発売されていない某メーカーの最高機種も メインダイアルの上に有ったような??? 7MHzの混信の中、受信してみましたが、NOTCH/SHIFTも良く効き非常に快適に聞こえてきますし 送信の方も、良い音で来ていますとの有り難いお言葉を頂きました。(お世辞かも?笑い)
*新たに追加されたのが、CWでコード機能ですが、明瞭に受信出来ればそれなりに表示してくれます。 *受信性能は、FTDX5000の性能が、かなり引き継がれているようですので不満は、全く感じないと思います。 取り敢えず、思いついた事、気になった事などを簡単に書いてみましたが、気になる方、お近くの方は CQオームさんに、FT3000とFT5000が展示されていますので、実際に触って聞いてみる事が出来ます。 FTDX3000は、13,8V動作ですので別電源が必要ですが、次は移動運用で使ってみたいです。
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お世話になります。 先月発売されたFTDX3000の簡易レビューです。 といいましても正直なところまだ殆ど触れていませんので本当に簡易的なレポートですがお許しください。
まずは箱から出しますとサイズのわりには軽い印象でした。 約10キログラムとの事ですが、運搬用のキャンリングハンドルもあり持ちやすくこれなら移動運用にも重宝しそうな印象です。 FTDX3000、現在のYAESUのラインナップの中でどこの位置に入るのだろう?と考えてみました。 現在、YAESUはFTシリーズとFTDXシリーズの2本立てで来ています。 整理しますと FT950(DC仕様・シングルバンド受信)---FT2000(AC仕様・デュアルバンド受信) そして FTDX3000(DC仕様・シングルバンド受信)---FTDX5000(AC仕様・デュアルバンド受信) と考えるのが判りやすいようです。 FTDX5000オーナーさんから聞こえる評判は、とにかく静かであること、近接周波数での混信時からの目的信号のピックアップがしやすいこと、同じく近接周波数での強い信号が出たときの抑圧が少なく、目的局を見失わないなど特にCW運用で評価が高いようです。 これは最近特にアピールされているダウンコンバージョン方式とクリスタルルーフィングフィルタの特性のマッチングが良いのだそうです。 DXやコンテストに威力を発揮しそうで、この思想を継いでいる3000シリーズにも大きく期待してしまいます。 早速電源を入れてみたところ、まず第一印象は、カラーTFT画面がとても綺麗! カタログ上でのイメージと実機では、だいぶイメージが変わりました。 写真では伝わりにくいと思うので、ぜひ実機を見るべきと思います。 そして、これも写真では判らないアナログ風のSメーターはどうかな? と思ってましたが、予想以上に滑らかな動きでこれも違和感なしです(ちなみにバーグラフ風のデジタルメーターにも設定変更可能です) スペアナが標準搭載されたのが嬉しいですね。 従来ですとオプションユニットDMU2000が必要だったわけですが3000にはこのスペアナの機能や受信音のスコープ(オーディオ特性など)を見る機能が標準搭載されました。 スペアナの帯域幅は20KHz~最大1MHzまで6種の幅で選択できます。 まだ全てを試してはないのですがCW,RTTY,PSK31のデコード機能もあります。 残念ながらキーボードは接続できないのですがこれらのモードはラバースタンプでのQSOが多いので付属品のリモートキーパッド(FH-2)を使ってあらかじめ送信文はメモリーすることで十分使えそうです。移動やコンテストはこれでOKでしょう。 ぱっと見て、大抵の操作は取説無しで操作可能です。 (勿論、しっかり読まなくてはなりませんが)感覚的に操作しやすい無線機という印象です。 細かい設定はメニューモードを呼び出すことになりますがこれは取説をあとからじっくり読むことにします。 最も興味がある設定はDSPによる送信音のイコライザーです。 ローカル用、DX用、ダイナミック風、色々遊べそうです。 送信モニター機能がありますので色々な音質設定で遊んでみようと思います。 まだまだこれから使いこむ段階ですのでまた機会があればレポートさせて頂きたいと思います。] ---------------------------------------------------------------- FTDX3000レビュー
FT-DX3000Dを手に入れたので、従前からあるFT-920と比較した事を書きます。まずFTDX-3000Dがなぜこうしてくれなかったか、つまり劣っている点を書きます。慣れという部分もあるかとは思いますが。 1.サブダイヤルが余りにも小さい。FT-920は適度な大きさで、ディユア ルワッチが出来なくてもそれほど不自由な感じはしませんでした。 2.フロントパネルとキージャックの位置が逆。キーの方が3000は上に来ま したが、下の方が抜き差しする頻度も少なくて良かった。 3.メモリーが188もあって、IC-706やFT-100などで、menuに頼りすぎた不評 だったものに逆戻り。 4.モードの切り替えが凄く煩雑。920のように独立したボタンの方が遙かに 使いやすい。 5.ウオーターフォールが付いているが、おもちゃのような物。スペクトラムは画面一杯になりますが、ファームウェアのupデートでウオーターフォールも何とかして欲しいです。そのウオーターフォールの画面を出すのも凄く苦労しました。 6.マニュアルが分厚い。920の倍以上の厚さはあります。 しかし、それを差し引いても、オプションのCWナローフィルターを入れると、凄くバンドが静かに感じます。 SSBもルーフィングフィルターの効果は絶大で、7MHzSSBを聞いていても、近隣 の混信をほとんど感じません。移動で持って行くには、やはり大きいでしょうね。そういう方は、FT991の方が良いのでしょう。「Contor」は、丸い小さい球 を、真ん中に持ってくると混信除去が増大します。 大きさは、FT-920を一回り小さくした感じで、IC-756pro??よりずっと高さが低いです。つまりより平べったくなった感じです。 FT-5000との値段の差が余りにもあります。IC-7600を意識して作ったのかとは思いますが、もう少し高くてもいいから使いやすいリグを、FT-3000MPとかで世に送り出して欲しいと思います。 |