DJ-P23シリーズのバージョンアップモデルです。※DJ-P23のスペックは後述。
ほぼタバコのパッケージサイズに乾電池込みで軽さ約170gのコンパクトボディ、IPX7相当の防滴性、選べるアンテナサイズ、2つの送信キーで2系統の通信に速やかに対応するデュアルオペレーションなど、既に業務用途でご好評を頂いておりますDJ-P23シリーズの多彩な機能と頑丈な筐体を踏襲するDJ-P24L/Sでは、同時発売の交互通話中継器DJ-P101R(屋外常設タイプ)とDJ-P111R(屋内専用タイプ)の設定を無線で変更できるリモコン機能を搭載して中継システムのメンテナンスがとても手軽にできるようになったほか、コンパンダー機能を採用して無通話時に気になる「サー」というノイズを大幅に軽減しています。
DJ-P23シリーズをさらに業務ユーザー向けに特化して進化させました。
DJ-P23との違い
■初動アクセスの頭切れ大幅短縮(対応機に限る)
■一定のグループ番号を設定すると複数のグループで同じ中継器を共有可能。
■P22、P24を使用して無線で設定条件の変更が可能。
■待ち受けが静かなコンパンダー機能内蔵。
主な仕様
● IPX7(旧JIS保護等級7)相当の防滴性、頑丈なポリカ製ボディ。
● 幅57mm×高さ98mm×薄さ28mm(突起物除く)、乾電池まで含んで約170gの小型・軽量サイズ、日本語表示で使いやすい設計と美しいデザイン。
● 電池は内蔵式でかさばらず、単3乾電池2本の他、オプションのバッテリーパックや外部DCでも駆動する便利なマルチ電源対応。
● 交互中継、交互連結中継を含む交互通話モードで全チャンネルに対応。
● 設置済みのDJ-P101R/111R中継器設定を無線リモートコントロールで変更できる中継器リモコンモード。
● 中継確認動作を省略して中継通話が一層スムーズになる自動接続手順変更パラメーターをセットモードに採用。
● 無通話時のかすかなノイズを除去するコンパンダー機能。
● ビープ音、ディスプレイ表示、照明など、20を超える項目で細かな運用パラメーターを好みに合わせてカスタマイズ可能、また通話モードやチャンネル、グループコードなどを登録可能な12のメモリーチャンネルも搭載。
● キーロック、50波のグループトーク、秘話、ローパワー出力切り替え、送信ボタンをロックして指が疲れないPTTホールド、送信禁止など通信に便利な機能を贅沢に採用。
● リチウムイオンやニッケル水素バッテリーパック、複数を一度に充電できるマルチ・チャージャー、ソフトケース、ヘッドセット、イヤホンマイクやスピーカーマイクなど、用途に合わせて選べる豊富なオプションアクセサリー群は大好評のDJ-R100D/P23系と100%共通で、このシステムからの買い換え・買い増しにもムダがでません。(DJ-25/P35Dともアクセサリーは共通ですが、DJ-P24は同時通話やデジタル通話に対応していません。)
■ビジネスのコミュニケーション
各種工事現場、耕作伐採等農作業、交通・観客等の誘導、飲食・娯楽・イベント・小売店等各種サービス業のスタッフ間連絡、医療・介護施設等一般の簡易業務無線が使えない場所での連絡、学校・官庁・地方自治体や自治会等での連絡システム構築、テーマパークやアリーナなど大型施設の連絡ネットワーク、倉庫・卸売市場や工場など物流現場の業務連絡 etc.携帯電話で出来ない「複数の相手への一斉連絡」が可能です。特にDJ-P101R/P111Rと組み合わせて使えば、チャンネルの変更などの中継器管理がとても手軽になります。
■話し方一つで携帯電話よりも便利に業務連絡ができます。
一対一「Aさん、持ち場に被害はありませんか?」/ 一対複数「Bさんはエレベーター、Cさんはエスカレーターの確認をして結果を報告してください」/ 不特定「バックヤード、誰かいますか?」/ 全員「本部より全員に連絡、今の地震の被害はありません。通常営業を続けてください」
定格
[一般仕様]
●周波数範囲/ 422.0500~422.1750MHz
421.5750~421.7875MHz
440.0250~440.2375MHz
422.2000~422.3000MHz
421.8125~421.9125MHz
440.2625~440.3625MHz
リモコン用 421.8000/440.2500MHz
●電波型式/F3E(FM),F1D(FSK)
●チャンネル数/交互9+11ch 中継9+18ch
●使用温度範囲/本体 -10℃~+50℃
チャージャ- 0℃~+40℃
●定格電圧/DC2.4~3.7V(電池端子)
●外部電源端子/DC5.0~6.0V
(EIAJ規格:区分2)
●消費電流/
送信:約75mA(10mW時)
受信:待ち受け時 約55mA
定格出力時 約130mA(50mW音声出力時)
バッテリーセーブ時 約20mA(平均)
●接地方式/マイナス接地
●マイクロホンインピーダンス/約2kΩ
●外形寸法(突起物除く)/W57×H98×D27.9mm
アンテナ長:169mm(L)/36mm(S)
●重量(アルカリ乾電池含む)/172g
[送信部]
●送信出力/10mW (1mW)
●通信方式/交互(単信)・交互中継(半複信)
[受信部]
●受信方式/ダブルスーパーヘテロダイン
●中間周波数/1st:21.7MHz 2nd:450kHz
●受信感度/-14dBμ以下(12dB SINAD)
●低周波出力/最大200mW以上(8Ω) (外部出力100mW以上)
通話可能時間の目安 同時通話時 交互通話時
●単3形アルカリ乾電池×2本 約 30時間 約 40時間
●単3形高性能乾電池×2本 約 40時間 約 55時間
●リチウムイオンバッテリーパック(EBP-60) 約 30時間 約 40時間
※上記の時間は弊社の定める規格で測定したもので、ご使用の条件によっては大きく異なる場合があります。
充電時間の目安
●リチウムイオンバッテリーパック(EBP-60) 約 3時間
※上記の時間は放電状態のパックを満充電するときのおおよその値です。
通話距離の目安
●スキー場、ゴルフ場、水上などの見通しの良い場所:1~2km又はそれ以上
●高速道路、郊外など:500m程度
●市街地:100~200m程度
*建物内では通話距離は構造によって大きく異なる場合が有ります。
*中継器を使うと通話できるエリアが大きく広がります。携帯性を重視するが通話エリアもそこそこ広い・・という時は、Sモデルと中継器を組み合わせます。
オプション・アクセサリー
●リチウムイオンバッテリーパック EBP-60 標準価格5,250 (本体5,000)
●フリーベルトクリップ(スペア) EBC-23 標準価格1,050 (本体1,000)
●ACアダプター(充電・運用共) EDC-122 標準価格2,940 (本体2,800)
●充電スタンド (アダプター別) EDC-131 標準価格2,100 (本体2,000)
●シングルチャージャー・セット EDC-131A 標準価格4,725 (本体4,500)
●シングルチャージャースタンド EDC-155R 標準価格2,625 (本体2,500)
●EDC155R連結用アダプター EDC-156 標準価格8,190 (本体7,800)
●EDC167R連結用アダプター EDC-162 標準価格7,350 (本体7,000)
●ツインチャージャー・セット EDC-167A 標準価格8,400 (本体8,000)
●ツインチャージャースタンド EDC-167R 標準価格6,300 (本体6,000)
●12V/24V車用シガープラグ EDH-33 標準価格2,625 (本体2,500)
●ヘッドセット(ヘッドホンタイプ)EME-12A 標準価格6,825 (本体6,500)
●ヘッドセット(イヤホンタイプ) EME-13A 標準価格6,825 (本体6,500)
●イヤホンマイク(VOX機能付) EME-15A 標準価格5,775 (本体5,500)
●ヘルメット用ヘッドセット EME-19A 標準価格15,540 (本体14,800)
●イヤホンマイク(業務仕様) EME-21A 標準価格6,300 (本体6,000)
●イヤホンマイク(業務仕様) EME-29A 標準価格6,300 (本体6,000)
●イヤホンマイク(ブームマイク) EME-30A 標準価格4,750 (本体4,500)
●イヤホンマイク EME-31A 標準価格4,750 (本体4,500)
●イヤホンマイク EME-34A 標準価格3,150 (本体3,000)
●咽喉イヤホンマイク EME-39A 標準価格41,790 (本体39,800)
●スピーカーマイク EMS-59 標準価格3,675 (本体3,500)
●イヤホン(ストレートコード) EME-6 標準価格1,575 (本体1,500)
●イヤホン(カールコード) EME-26 標準価格1,890 (本体1,800)
●ソフトケース ESC-40 標準価格1,575 (本体1,500)
参考
DJ-P23S/23Lについて、CQオームより一言
完全に業務仕様機という感じですね。(特に外)
業務に要求されるのはなんでしょうか……。
使用される状況によっても異なりますが、概ね、
丈夫であること
防水性が高いこと
それから、音が小さかったり、すぐに音が割れてしまってはいけませんので音が大きいこと。
可能であれば、経済的でコンパクトで……。
従来も、それらの要望を満たす機器はありましたが、結構、上位機種でお値段が高かったのがネック。
(アルインコさんで言うとDJ-R100DS/DL。本機は現在の売価で比較しますと、1台で7,000円も安くなってます!)
本機は、100DS/DLから不要な機能を減らして、より使いやすく作り直したモデルと言えますね。宣伝文句に『決定版』の文字がありますが、まさに、『決定版』という感じです。
機能ですが、決定的に違うのは、『同時通話』がないことです
携帯電話のように聞きながら話すという『もしもしモード』が使えません。
ただ、同時通話は交信距離が短くなりますし、何台あっても1対1通話になりますので、クレーンや一部の超近距離での通話など使用が限られていました。本機はそれをごそっと削ったのがポイントですね。
操作も設定しておけば、あとは簡単に使用出来るので、設定済み機を従業員に手渡せばすぐに使えますね。
もちろん、本体サイズは小さいので、接客業でも使用できますが、デザインは、結構、渋めですので……その辺りは考えどころ。サイズ的にはショートアンテナがいいですが、少しでも交信距離を伸ばすには、ロングアンテナをお勧めします。(ロングアンテナは、普通のレジャー用特定小電力よりもアンテナが長い分、何割か交信距離が伸びます)
JIS防水等級7相当のタフなボディと多彩な通話モード。 業務用中継器対応交互通話特小の決定版! |
・ | DJ-R100D/R20D/ P11Rとの組み合わせで室内リピーターシステム、DJ-P10Rとの組み合わせで野外リピーターシステム。R100/R20Dとの連結中継も対応、ビジネスの形態に合わせて自由に広範囲通話が可能になる中継システムが構築出来ます。 | | | ・ | レジャー&ビジネス用(単信)通話チャンネル20chとレピーター(中継器)チャンネル27ch 計47chを実装。 | | | ・ | 必要に応じ送信可能端末を制限し受令(受信)専用に出来る送信禁止機能や、子機間通話を禁止して親機との通話と親機の声のみの受信が可能になるクロスTSQ機能は通話統制に便利。 | | | ・ | 二つのチャンネルを交互に自動受信、二つの送信ボタンで任意のチャンネルを選んで通話可能な、あたかも2台の無線機の仕事を1台でこなすようなデュアルオペレーション機能搭載。 | | | ・ | 「距離」がモニター出来るビーコン機能、子機を移動する対象に取り付ければ、動きによって変わる電波の強度を親機が「ピッ、ピッ」から「ピ・ピ・ピ」と音のピッチの変化で知らせます。 | | | ・ | ボタンを一押しするだけでアラーム音を送出する緊急警報機能。声に出せないときや、とっさの時にも信号を送って危険を知らせます。 | | | ・ | チャンネルや通話モードの設定を丸ごと記憶できるメモリーチャンネルを12個実装。一度設定したモードは記憶させておけば、次からはダイヤルでメモリーを選ぶだけで面倒な操作なしで多様な通話モードに即応します。 | | | ・ | 50波のグループコード、秘話(スクランブル)、キーロック、エンドピー、ローパワー送信、着信ベル、自動電源オフタイマー、電池電圧モニター、PTTホールドなど好評の機能はもれなく採用。 | | | ・ | スケルチレベル、液晶ディスプレイ表示内容や照明のモード、ビープ音量や操作ビープ音ON/OFFなどを用途に合わせて細かくカスタマイズすることも可能。 | | | ・ | 充電池、イヤホンマイクやヘッドセットなど、用途目的に合わせて選べる豊富なオプション群 (イヤホンマイク系アクセサリーは業務仕様と記載しているタイプを推奨します)。 | | | ・ | 標準付属品:ベルトクリップ、ハンドストラップ | | |
|
|
| DJ-P23 | 周波数範囲 レピーター送受信 周波数は固定 | 422.2000~422.3000MHz | レジャーユース単信9ch | 421.8125~421.9125MHz & 440.2625~440.3625MHz | レジャーユース 中継器チャンネル9ch | 422.0500~422.1750MHz | ビジネスユース単信11ch | 421.5750~421.7875MHz & 440.0250~440.2375MHz | ビジネスユース 中継器チャンネル18ch | 電波型式 | F3E (FM) | 使用温度範囲 | 本体-10℃~50℃ | 定格電圧 | DC2.4~3.7V(電池端子) | 外部電源端子 | DC5.0~6.0V | 消費電流 | 送信:約75mA (Low 約65mA) 受信:受信定格出力時:約200mA 待ち受け時約55mA バッテリーセーブ動作時 約20mA | 接地方式 | マイナス接地 | マイクロホンインピーダンス | 約2kΩ | 外形寸法 (突起物除く) | 57W×98H×27.9Dmm アンテナ長:L=160mm S=33mm | 重量(電池除く) | Lタイプ 124g/Sタイプ 119g | [送信部] 送信出力 | 10mW(1mW Low) | 変調方式 | リアクタンス変調 | 通信方式 | 単信・半複信方式 | [受信部] 受信方式 | ダブルスーパーヘテロダイン | 中間周波数 | 1st:21.7MHz、2nd:450MHz | 受信感度 | -14dBµ以下(12dB SINAD) | 低周波出力 | 200mW以上(8Ω)/外部出力 100mW以上 | 通話距離の目安 (L:ロングアンテナ) | 海上、山頂など見通しの良い場所: 1~2kmまたはそれ以上 農地や河原など障害物の無いところ: 約500~1km 見通しの良い道路上、郊外の住宅地: 500m程度 市街地 :約100~200m
建物の内部:構造により大きく変わります。通話できないエリアは中継器を使用して下さい。ショートアンテナは上記の1/2程度まで通話距離が短くなる場合があります。 | 通信時間の目安 | アルカリ乾電池(単3型×2本):約40時間 オキシライドなど高性能乾電池:約55時間 Ni-MHバッテリーパック EBP-57N:約25時間 Li-Ionバッテリーパック EBP-60: 約40時間 ※弊社規定の条件にて測定 |
|
|
レビュー↓ |
■DJ-P23Lレビュー 9月の特小全国一斉移動運用に合わせて購入しました。 ですので主に趣味での使用が目的です。 残念ながら当イベントで交信はできなかったものの、微かに他の交信を拾っているのを確認。 ちょっとした高所に移動しただけで、この10mWでも遠距離交信の可能性を秘めていることを身をもって体験しました。 選 んだポイントは、まず使う自分が特小初心者である、よってレピータは使わせてもらうことがあっても自分が開設はまずしない、そこそこの値段、できれば通常 防水程度あれば尚良い、アンテナは長い方がいい(なんとなく)、あとはスタイル、メーカ、ネット上の情報などを参考にこのP23Lにしました。 アマチュア機に比べ非常に軽いので、立ててもすぐ転びます。 同時にケースも購入しておけばよかったと後悔、すでに傷が多数付いてしまいました。 こちらで購入したものには単三電池がサービスでついていましたので、開封即作業できたので、わずかな心配りながらありがたかったです。 現在エネループで使用してますが、実感としては大差感じないような。 ただ電池切れが急に来る感じはします。 今回購入してませんが、長時間移動するようなら充電式バッテリオプションも便利かもしれません。 本体に関して、モードなどをもっとわかりやすく表示してくれると初心者には便利です。 本機だけの話では無いですが、少ないキー、ダイヤルでいろいろできるため、かえって難しく感じます。 もう少しキーは多くてもかまいませんよ、アマチュア機のような使い方をする私には。 今のところそこそこ満足しています。 もう少し実践重ねると違った観点のレビューができるかもしれません。 |
さらに詳しいレビューはこちら 毎週新レビューはこちら |