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新スプリアス規制適合への置き換えと、HFから50MHzまで200W出力をターゲットとして、モデルとしてはやや古いようですがFTDX5000MP-Limitedが基本機能充実で価格もこなれていたので購入しました。 到着時、箱の大きさと重さにびっくり!本体を取り出すのにも一苦労。200W出力を供給する電源内蔵なので当然でしょうね。昔の真空管式とほぼ同じ重量です。高さの割に幅広で存在感があります。近年はLCDモニターに各種情報が表示されるものが多いですが、本機はいたってシンプル、一世代前の表示様式です。機能モニター用の小型表示器はくっきりと見えて新鮮な感じでした。メーターは完全アナログ式で真空管世代にはなじみやすいです。 デジタルモード運用のため付属装置をつけてJARD認定をとりました。購入から運用までの約1ヶ月ほどはSWLしていました。とても静かな雰囲気の中から信号がしっかり聞こえてきます。混信除去機能も充実していますが、ほとんどの場合それらを使わなくても困ることはありません。内蔵のATU動作は軽快にマッチングを取ってくれます。200W出力は国内QSOには十分ですね。余裕すら感じます。通常は100W以下に設定しています。クーリングファンは非常に静かです。 モードのダイレクト選択やバンド内スタックのおかげで運用が楽にできます。特にバンドチェンジに有用です。非常に多彩な運用形態がとれるリグですが、まだ使いこなせていません。これからコンディションに合わせて楽しんでいきたいと思います。 ラックに収めるときには腰を痛めそうなほどで苦労しました。結構奥行きがあるので、配線スペースの確保が重要です。電源を外部スピーカーに移して重量の分散化をして欲しいと思いました。 その後、外部スピーカー、ミュー同調ユニットを追加購入しましたが、まだ十分に活用できていないので、改めてレポートしたいと思います。八重洲と言えばミュー同調といわれるほどですので期待しています。また同時購入のSDRは受信端子から分配するため損失が気になります。6dB程度のプリアンプを計画していますが、ワイドバンドとなるとちょっと自信が無いので、適当なキットの利用などで少しずつ充実していきたいと思います。 カムバックハムに近い私と同じような真空管リグになじんだ世代の人には使いやすいと思いますし、本体と外部スピーカーのセットであればコスパは非常に高いと感じます。